2019年08月01日号
次回9月2日更新予定

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ピクシレーション

Pixilation

人間をコマ撮りすることでアニメーションを作る技法。アニメーションは一般的にドローイングや人形などの無生物を撮影することで運動を創造するが、ピクシレーションは人間をコマ撮りの対象とすることで、高速度撮影やコマ抜きとは違ったかたちでそれを行なう。スチュワート・ブラックトンやエミール・コールなど初期映画のトリック撮影に同様の手法の萌芽は見られるが、この技法を一般化させたのはノーマン・マクラレンの初期の諸作品『隣人』(1952)や『いたずら椅子』(1957)である。比較的簡単に制作できることから、アニメーションの初心者向けワークショップにおいてピクシレーションはひとつの定番となっており、現在の動画サイト全盛の時代においても、大きな存在感を放っている。ピクシレーションをより大きな枠組みで捉えると、『SPACY』(1981)をはじめとする伊藤高志の諸作をその応用として考えることができるし、トーチカによる近年の「PiKA PiKA」プロジェクト(2006-)も、ピクシレーションと長時間露光を用いた光の痕跡による描画をミックスしたものであると考えることができる。

著者: 土居伸彰

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