2019年06月15日号
次回7月1日更新予定

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プリツカー賞

The Pritzker Architecture Prize

1979年にアメリカ人実業家ジェイ・プリツカーにより設立された賞。RIBAゴールド・メダルやAIAゴールド・メダルに比べて歴史は浅いが、建築業界で最も権威がある賞のひとつとされており、建築業界のノーベル賞と例えられる。建築の芸術性を通して、建築業界および人類に多大な影響を与えた、存命の建築家に対して授与される業績賞であり、副賞として10万USドルと、87年からはブロンズ・メダルがあわせて授与される。79年にフィリップ・ジョンソンが第一回目の受賞者として選ばれ、その後、原則として毎年ひとり、あるいは一組が選ばれており、2004年にはザハ・ハディドが女性として初めて受賞している。日本人としては1987年に丹下健三が初めて受賞し、その後93年に槇文彦、95年に安藤忠雄、2010年には妹島和世と西沢立衛がパートナーとして受賞している。審査員は、経済界、出版業界、建築業界、文化・教育機関などの専門家5名から9名のチームからなる。賞設立から10年近く審査員を務めた磯崎新は、選考過程において政治的な思惑が働くことに違和感を覚え、審査員を辞任するに至った経緯を、著書『建築家捜し』のなかで記している。

著者: 有山宙

参考文献

  • 『建築家捜し』, 磯崎新, 岩波書店, 1996

参考資料

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