2019年10月15日号
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ミュンスター彫刻プロジェクト

Skulptur.Projekte Münster(独)

ドイツ北西部の都市ミュンスターで10年に一度開催される彫刻展。1977年から2007年まで計4回開催された。73年、ミュンスター市にアメリカ人彫刻家G・リッキーの彫刻が寄贈されたことを発端としてさまざまな議論が紛糾し、現代芸術と公共性の関係を問うため、20世紀彫刻を紹介する展覧会をヴェストファーレン州立美術館キュレーターのK・バスマンが企画した。77年の第1回展はこの展覧会のプロジェクトの一環として企画されたものであり、やがてミュンスターの市街地や公園など街全体を活用した大規模な屋外彫刻展へと発展した。第1回展はアメリカ美術の影響を強く受けた構成になっており、C・アンドレ、M・アッシャー、C・オルデンバーグ、D・ジャッド、B・ナウマンらが招聘され、公共空間におけるサイト・スペシフィックな要素を吟味し、作品を設置した。ヴェネツィア・ビエンナーレやドクメンタなどの国際展と比較すると規模の小さな国際展ではあるが、個々のプロジェクトの独自性や作品の質の高さが評価されている。T・シュッテやD・ゴンザレス=フェルステルの代表作もミュンスターをきっかけに制作された。

著者: 沢山遼

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