2019年12月01日号
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リアノゾヴォ派

Лианозовская школа(露), Lianozovo School(英)

1950年代から70年代にかけて、モスクワ郊外のリアノゾヴォで活動したソヴィエト非公式芸術の画家、詩人たちのグループ。詩人のゲンリフ・サプギル、イーゴリ・ホーリン、ヤン・サトゥノフスキー、フセヴォロド・ネクラーソフ、画家のオスカル・ラービン、ニコライ・ベチトモフ、リジヤ・マステルコヴァ、ヴラジーミル・ネムーヒン、エフゲニー・クロピヴニツキー、レフ・クロピヴニツキーらがメンバーであった。ソヴィエトでは30年代より公式芸術として採択されていた社会主義リアリズムに従わなければならないという規範や厳しい検閲が存在し、自由な芸術表現は制限されていた。リアノゾヴォに集まった芸術家たちはこのような体制に反抗して郊外のバラックでボヘミアンのような生活を送りながら、新しい表現を目指して自由な創作活動を行なった。彼らの絵画には20世紀初頭のアヴァンギャルドや同時代の西側の美術の影響が見られる。例えば、リアノゾヴォの画家たちの教師の役割を果たしたエフゲニー・クロピヴニツキーは、未来派とキュビスム、そしてフランスのアンフォルメルの様式を取り入れた表現主義的な抽象画を描いた。

著者: 河村彩

参考文献

  • 「ソビエト現代美術 雪解けからペレストロイカまで」展カタログ, 世田谷美術館, 1991

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