2021年09月15日号
次回10月1日更新予定

Artwords(アートワード)

twitterでつぶやく

レクチャー・パフォーマンス

Lecture Performance

レクチャー・パフォーマンスはパフォーマンスの一形式で、レクチャーを主体としたパフォーマンスを指す。そもそもあらゆるレクチャーはパフォーマンス的な側面を持つが、単なる知識の伝達のみならず、なんらかの芸術的目的をもって行なわれるものを指してレクチャー・パフォーマンスと呼ぶ。イヴォンヌ・レイナー、ヨーゼフ・ボイス、ロバート・スミッソン、ジョン・ケージなどによって1960年代に隆興したパフォーマンス・アートが起源とされる。
2019年現在、確立した定義はなく、リサーチに基づいたオーソドックスな講義形式のものからフィクションを交えたもの、あるいは観客が街中を歩き回るものまで、さまざまな形式の作品がある。内容も多岐にわたるが、作家自身の出自や体験に関連するものが多く、ほとんどの場合、作家本人が出演する。教育、学術、あるいは商業的プレゼンテーションなどを想起させるレクチャーという形式それ自体に焦点があたっている場合も多い。
日本では2016年に芸術公社が特集企画を実施して以降、「レクチャー・パフォーマンス」として多くの作品が紹介・上演されるようになってきている。芸術公社のディレクターである相馬千秋が舞台芸術出身ということもあってか、2019年現在の日本では舞台芸術(パフォーミング・アーツ)の文脈での受容・上演も目立つ。

著者: 山﨑健太

参考文献

  • 『美術手帖』2018年8月号, 「レクチャーパフォーマンス」岩城京子, , 美術出版社, 2018

関連ワード

関連人物

▲ページの先頭へ

アートワード検索

アートワードを検索

文字の大きさ