2019年06月15日号
次回7月1日更新予定

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ヴェネツィア・ビエンナーレ

Venice Biennale

イタリアの海洋都市ヴェネツィアを会場に開催される国際美術・建築展。美術展と建築展が交互に隔年で開催されているが、通常「ヴェネツィア・ビエンナーレ」と言う場合は前者の美術展を指すのが一般的である。その歴史は古く、第一回目の開催は今から100年以上前の1895年にまで遡る。そのため、ビエンナーレ、トリエンナーレなどの国際展が世界各地で増殖しつつある現在でも、ヴェネツィア・ビエンナーレはその歴史・規模の双方の観点から国際美術展の代表格でありつづけている。ビエンナーレの構成は大きく三つに分かれる。全体を統括するディレクターが企画するテーマ展、参加各国のコミッショナーが選抜したアーティストの展示を行なう各国のパヴィリオン、そしてそのいずれにも属さない「アペルト」のような関連企画。1970年代以降、ヴェネツィア・ビエンナーレの規模は回を重ねるごとに巨大化を続けている。当初はジャルディーニ(カステッロ公園)のみだった主要会場にはアルセナーレ(旧国立造船所)が加えられ、21世紀に入るとアルセナーレが改装されて正式に二大会場制となった。また、各国のパヴィリオンの数も年々増加している。近年では、加速する美術市場の肥大化と軌を一にするように、同時期周辺部で開かれるアートフェアなどの関連イヴェントも爆発的に増えており、一般の鑑賞者がその全貌を把握するのは困難を極める。

著者: 星野太

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