2019年08月01日号
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二科会

Nika-kai

大正期から続く洋画・彫刻の団体。1914年10月に第1回展を開催した。それまで文展において、洋画部では新傾向を目指す画家たちが冷遇され落選することがあり、そうした画家たちが日本画部と同様に洋画部にも第二科(新傾向の作品を集めた組織)の設置を求める要望書を提出した。結局それは聞き入れられずに終わるが、その画家たちが結成したゆえにこの名称になった。結成に参加したのは、石井柏亭、津田清風、梅原龍三郎、小杉未醒、有島生馬、坂本繁二郎などである。反文展・帝展の在野の公募展団体としては最大規模を誇るが、その内実は穏健なものから先鋭的なものまで多彩であり、アクション(1922)、1930年協会(1926)、一水会(1938)、九室会(1938)など、二科会の内部にいくつもの小グループを生み出した。一方で、二科会から離反するかたちで結成された団体として、独立美術協会(1930)、行動美術協会(1945)などもある。戦後は東郷青児による大衆化路線が進められ、額縁ショーと仮装によるパレードで注目を集めたことや、漫画部(1951)、商業美術部(1952)、写真部(1953)の創設といったジャンルの拡大傾向も一時期見られた。近年では著名人の入選によっても話題を集めている。

著者: 足立元

参考文献

  • 『二科70年史』, 社団法人二科会, 1985
  • 『大正期美術展覧会の研究』, 中央公論美術出版, 2005

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