2019年06月15日号
次回7月1日更新予定

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台北ビエンナーレ

Taipei Biennial

台北市立美術館(Taipei Fine Arts Museum)で1998年より開催されている国際ビエンナーレ。第1回は台湾、中国、韓国、日本のアジア4カ国のアーティストによる参加だったが、その後規模を拡大し国際色を強めた。これまでの主なキュレーターは南條史生(1998)、ジェローム・サンス(2000)、ダン・キャメロン(2006)など。第2回以降は毎回二人のキュレーターを招いている。2010年の第7回展ではキュレーターに林宏璋(リン・ホンジョン)とティルダード・ゾルガダーを迎え、クリスチャン・ヤンコフスキー(ドイツ)、マリオ・ガルシア・トレス(メキシコ)ら24組のアーティストが参加。それまでのような芸術的テーマは設けず、ビエンナーレという形式やその意味を再考するのが狙いで、世界中で国際展が乱立している今、ビエンナーレという「器」をいかに際立たせ、有効に使うか、その可能性を追究するものとなった。ビールの作り方を学ぶワークショップやサルサのダンス・レッスンなどのイヴェント(作品)を行なったり、前回の参加アーティストを再び招いて作品を展示したり、三人の外部の美術評論家による批評を現場に介入させたりすることで、予測不可能なハプニングや驚きを呼び起こす、実験的な場の創出を目指した。

著者: 塩崎浩子

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