2019年06月01日号
次回6月17日更新予定

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新制作派協会

Shinseisakuha Kyoukai

昭和期における有力な美術団体のひとつ。1936(昭和11)年、もともと帝展で活躍していた洋画家の猪熊弦一郎、内田巌、小磯良平、脇田和らによって創設された。その前年、文部大臣松田源治が行なった帝展改組(松田改組)によって、在野の美術団体の有力画家たちが審査員として帝展に加えられた。そうした官展の横暴に異を唱えた新制作派協会の創立時の規約には、「我々は一切の政治的工作を否定し」「官展に関与せず」という言葉が見える。昭和戦前期には反官展の実力派を擁する洋画団体として注目を集め、野田英雄、荻須高徳、三岸節子らが参加。39年には彫刻部が新設され、柳原義達、本郷新、船越保武、佐藤忠良らが加わった。戦時下には猪熊と小磯は従軍画家としても活躍した。戦後には49年に建築部が組織され、丹下健三、前川國男が模型や図面・写真などを出品した。工業デザイナーの剣持勇らもここに加わり、69年に建築部はスペースデザイン部と改称する。51年に日本画団体の創造美術が合流して日本画部を新設したが、74年に日本画部は創画会として独立した。

著者: 足立元

参考文献

  • 『昭和期美術展覧会出品目録 戦前編』, , 東京文化財研究所編, 中央公論美術出版, 2006

参考資料

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