2019年06月01日号
次回6月17日更新予定

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新木造

Engineered Wood Products

エンジニアード・ウッドを使用した新しい軸組木造建築や、耐火性能を持つ木造建築など、材料や工法において伝統的な木造建築にはない性能を携えた木造建築の総称である。木材を接着剤で再構成して作られるエンジニアード・ウッドは、無垢の木材と比較して、強度のばらつきが少なく、構造性能が明確なため、正確に構造強度を算定することが可能である。さらに、1990年代以降にジョイント部分の金物などの整備が進み、在来軸組工法に代わり、木造ラーメン構造など、新しい木造軸組工法が広く普及し始めた。また、2000年には建築基準法が改正され、木質構造材に耐火被覆するなどして、耐火性能基準を満たした木造建築物の、延べ床面積および階数の制限がなくなった。こうしたことから、高層建築物の一部に木造を取り入れるなど、これまでは考えられなかったような新しい木造建築物が実現しており、エンジニアード・ウッドが鉄やコンクリートと並ぶ建築構造材料として認識されるようになった。

著者: 有山宙

参考文献

  • 『新木造 木質系構造の建築』, 新日本建築家協会編, 彰国社, 1995
  • 『新建築』臨時増刊, 木の空間 新木造建築のデザインとディテール, 新建築社, 1992
  • 『ディテール』1989年7月号, 特集=アーバンスモールビルディング/新木造大規模空間のディテール, 彰国社

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