2019年06月01日号
次回6月17日更新予定

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映画祭+シンポジウム(実験映画)

Film Festival and Symposium

実験映画と呼ばれる作品が映画祭で上映される機会は近年増えている。映画祭の絶対数、特に短編映画を上映する映画祭が増えたことが要因のひとつであるが、既存のプログラムに新たに特別プログラムとして実験映画を上映する映画祭も増えた。例としてニューヨーク映画祭の「ヴューズ・フロム・ジ・アヴァンギャルド」、トロント国際映画祭の「ウェーヴレングス」、ロンドン映画祭の「エクスペリメンタ」、ベルリン国際映画祭の「フォーラム・エクスパンデッド」などがある。また、インディペンデント映画や個人映画を中心に紹介する映画祭の規模が拡大した例もある(オランダのロッテルダム国際映画祭、アメリカのアナーバー映画祭、カナダのイメージズ・フェスティバルなど)。実験映画だけを上映する映画祭としてカナダの「メディアシティ映画祭」、クロアチアの「25 FPS」、アメリカの「フロリダ実験映画祭」、韓国の「ソウル実験映画祭(EXiS)」などがある。国内では「イメージフォーラム・フェスティバル」、東京都写真美術館で行なわれる「恵比寿映像祭」、愛知芸術文化センターの「アートフィルム・フェスティバル」が積極的に実験映画を紹介している。
また、近年、実験映画についてのシンポジウムやフォーラムも数は多くないが行なわれている。1989年にトロントで第1回が開催された「エクスペリメンタル・メディア・コングレス」は、2010年にトロントで第2回が開催され、2012年10月にベルリンで第3回が開催される予定。また、2005年からコロラド大学ボールダー校で毎年行なわれている「スタン・ブラッケージ・シンポジウム」でも積極的に実験映画の上映とシンポジウムが行なわれ、1960年に設立された「ロバート・フラハティ・フィルム・セミナー」、2012年に第8回を迎えるアメリカの「オーファン・フィルム・シンポジウム」でも実験映画の上映が行なわれている。アジアでは2009年に第1回「アジア・フォーラム」が「ソウル実験映画祭(EXiS)」で開催。翌年には「台湾実験映画祭(EX!T)」で第2回が行なわれ、実験映画について議論が交わされた。

著者: 西川智也

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