2019年06月15日号
次回7月1日更新予定

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16ミリフィルム

16mm Film

フィルムの横幅が16ミリの、映画用フィルム規格のひとつ。通常のカメラ用フィルムと同じく現像後のフィルムはネガフィルムとなり、そこからポジフィルムをプリントすることができる。サウンドトラックは磁気録音と光学録音の二種類があるが、光学録音が一般的である。通常は、まずテスト的にネガフィルムからプリントされたラッシュ・フィルムを直接切り貼りして編集作業を行なう(現在ではテレシネ作業を行なって、パソコン上で取り込んだ映像を編集するケースもある)。その後、編集済みのラッシュ・フィルムのエディット・ナンバーをもとに、現像所でネガフィルムの編集作業を行なう。その一方で作成済みのサウンドを現像所でシネテープにダビングし、そこからサウンドネガを作成する。そして最終的に編集済みのネガフィルムとサウンドネガを組み合わせて、上映用ポジフィルムとしてプリントする。35ミリフィルムと比較すれば撮影・現像にかかる費用が安価なために、低予算の記録映画/教育映画や、アニメーションの制作において使用されていた。オプチカルプリンターを使用した合成作業も可能である。多くの映画館が35ミリ映写機とともに16ミリ映写機を備えていたために、35ミリフィルムを選択することが予算的に困難な、個人〜少人数制作が多い実験映画やドキュメンタリーの領域においては、必然的に多くの作家に使用されるようになった。

著者: 阪本裕文

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