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2019年03月15日号のバックナンバー

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フォーカス

世界変革のとき──キュレーションについて

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[2019年03月15日号(長谷川新)]

キュレーターとはなにか、という一種の「職能論」について書いてほしいという依頼を受けた。筆者はインディペンデントキュレーターとして仕事を始めて今年で7年目であり、まだまだ学んでいかねばならないことばかりであるが、現時点での、自分が仕事を行なうときの土台のようなものを執筆した。テクニカルなものではなく、理念的な部分を重視したつもりである。なお、タイトルはゲーム『クロノ・トリガー』(1995年3月11日発売)の作中BGMのひとつである。

キュレーターズノート

「絵画の何か」──地域性と絵画について考える

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[2019年03月15日号(吉田有里)]

港まちポットラックビルでは、これまで2015年、2017年、今年と3回に渡り「絵画の何か」と題した展覧会をシリーズで開催してきた。このシリーズは、愛知県を拠点に絵画/立体を制作するアーティスト・佐藤克久を共同企画者として迎え、東海エリアにゆかりのある作家を招いた展覧会とトークイベントを通じて、さまざまな切り口で「絵画」について考える企画となっている。
今回は「絵画の何か」の3回の成果を振り返りながら、絵画と地域性との関係について考えていきたい。

カマタ_ソーコ──大鳥居への旅の追憶

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[2019年03月15日号(工藤健志/澤隆志)]

京急大鳥居駅から歩いて5分ほどの産業道路沿いにある空き倉庫を活用した「カマタ_ソーコ」。2017年から2018年にかけてさまざまなアートプロジェクトが開催されたスペースであるが、一切のリノベーションを行なわず、倉庫の記憶をそのまま留めた空間で、今流行の小洒落たファッション性は皆無。しかしその無骨さが、インストールされたさまざまな作品と呼応して、ほかではちょっと味わえない独自の雰囲気を形づくっていた。このカマタ_ソーコは、名称はそのままに、2018年9月から特定の場所を持たないプロジェクトベースの活動へと移行し、工場町全体をフィールドとして再始動している。とりあえずの「ひと区切り」ということで、これまでカマタ_ソーコで行なわれたプロジェクトについて、キュレーションを担当していた澤隆志さんに話をうかがった。

「バンドの寿命は3年とか言うらしい。倉庫の寿命は知らない」(澤)

トピックス

ジャポニスム2018 パリで観る能舞台

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[2019年03月15日号(栗栖智美)]

立春を過ぎ、だいぶ日が長くなったある夜、パリ外れのシテ・ド・ラ・ミュージックという音楽ホールで能と狂言の舞台があった。これは昨年から行なわれている「ジャポニスム2018」の文化イベントのひとつ。能の演目がパリで上演されるとあって、兼ねてから興味があったイベントだ。

オルタナティヴ・アートスクール
──第3回 アートプロジェクトを「つくる」人を育てる TARL 思考と技術と対話の学校

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[2019年03月15日号(白坂由里)]

アートプロジェクトが街なかにあることが当たり前になった現在。「アートプロジェクトをやってみたい」「アートプロジェクトとは何か、あらためて考えてみたい」という人が学べる場所がある。「東京アートポイント計画」と連携し、アートプロジェクトを実践する人材を育成する「Tokyo Art Research Lab(TARL)」が運営する「思考と技術と対話の学校」だ。

アート・アーカイブ探求

グスタフ・クリムト《接吻》──溶け落ちる永遠「千足伸行」

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[2019年03月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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