2022年07月01日号
次回7月15日更新予定

バックナンバー

2022年05月15日号のバックナンバー

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フォーカス

鑑賞者から主体的なアクターへ──YCAMオープンラボ「オルタナティブ・エデュケーション」からみるアートセンターのヴィジョン

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[2022年05月15日号(白坂由里)]

筆者は2019年に「オルタナティヴ・アートスクール」★1という連載で、4つのアートスクールを取材し、運営者や受講者へのインタビューを交えて5回にわたりレポートした。その最後に「アートプロジェクトに参加したことがきっかけで、『自分にも何かできそうだ』と学びにやってくる人も多い。そのなかから実際に企画や運営に関わる人も出てきた。いわば鑑賞者のなかからアートプロジェクトに対する問い返しが始まっている」と書いた。それはオルタナティブな教育の現場で、鑑賞者がプロジェクトの主体的なアクターになっていく兆しを示したものだった。

キュレーターズノート

滋賀県立美術館のディレクターズダイアリー

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[2022年05月15日号(保坂健二朗)]

今号より滋賀県立美術館の方々に「キュレーターズノート」の執筆に加わっていただく。
同館は、1984年に滋賀県立近代美術館として開館。改修工事を経て、2021年6月に滋賀県立美術館としてリニューアルオープンした。新生した同館には、近代日本画や現代美術の質の高いコレクションと、琵琶湖という自然環境に恵まれた地域を拠点にする若い作家と新進学芸員という、余裕と清新さがある。初回はディレクターの保坂健二朗氏に、2回目以降はキュレーターの方々にバトンを渡していただきながら執筆していただく予定である。(artscape編集部)

対話の生まれる展示室から継承されるもの──「持続するモノガタリ─語る・繋がる・育む 八戸市美術館コレクションから」の実践

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[2022年05月15日号(篠原英里)]

近年新たなスタートを切ったばかりの美術館のなかでは、どのような奮闘が日々繰り広げられているのだろう。2021年に再オープンを果たした八戸市美術館の学芸員の方々に、今年度より「キュレーターズノート」の執筆陣に加わっていただくことになった。初回は現在開催中の「持続するモノガタリ─語る・繋がる・育む 八戸市美術館コレクションから」展を担当された篠原英里さんに「対話」を通じた企画展の実践のレポートを寄せていただいた。(artscape編集部)

トピックス

[PR]アーティゾン美術館に聞く! 学芸員インタビュー 「Transformation 越境から生まれるアート」

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[2022年05月15日号(島本英明/内田伸一)]

「ところであなたが流暢にお話しになっているのは何語ですか」
と訊くと、彼女は初めて笑顔を見せて、こう答えた。
「これは実は、手作り言語なんです。」

──多和田葉子『地球にちりばめられて』(講談社、2018)

小説『地球にちりばめられて』には、北欧へ留学中に母国が消滅したという女性が登場する。彼女はスカンジナビア諸国を流浪するなか、そのいずれの地でも通じる自作言語を発明して生き延び、同郷人を探す旅に出る。そして、その言語は「わたしそのものであるから、カンバスにぶつかる筆先の一回一回に他人には譲れないものがある」と独白する──。
物理的・文化的な「越境」がかつてないほど身近になった一方、ある日突然に予期せぬ移動の制限や強制も起こり得る。このような現代を生きる私たちにとって、越境とそこから生まれる変容はどんな意味をもつのか。そんなことを改めて考えさせられるのが、19世紀後半以降の国際化に身を置いた作家たちに迫る美術展「Transformation 越境から生まれるアート」だ。企画したアーティゾン美術館の島本英明学芸員に、同展の背景と見どころを伺った。

アート・アーカイブ探求

ウジェーヌ・ドラクロワ《アルジェの女たち》──煌めく古代「高橋明也」

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[2022年05月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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