先週、個人的な白川郷の旅行の帰り道に金沢21世紀美術館に立ち寄ってきました。目的はもちろんオラファー・エリアソン展です。僕が丁度RCAのインタビューでロンドンに滞在していたときにTATE MODERNで展示していた太陽のインスタレーションに強い感銘を受けて、いつか日本でも彼の大規模な展示が見たい、と思っていただけに嬉しさもひとしおでした。
オラファー・エリアソンは光や自然現象や気候といった要素を作品に積極的に扱うアーティストですが、その内容もさることながらいつもデザイナーの目として、その場のコンテキストと非常にあった作品を発表するなぁ、と思っています。ロンドンで見たTATEの太陽のインスタレーションも、きっとあの場所だからこそあの感動を味わえたんだと思います。有名なタービンホールを入ると巨大な空間に霧が充満していて、遠くに巨大な太陽が静かに浮かんでいる、、、。金沢の展示もSANAAの空間がある事を条件にし、そこでの展示方法をいちから考えたみたいで、美術館特有ないろんな形の展示室や廊下といった空間を非常に有効に使っていました。
内容を話してしまうときっと体験したときの感動が半減してしまうのであえて詳細は書きませんが、僕の中では最近日本で見た展示の中でもかなりのお気に入りのものになりました。
残念ながら展覧会内は撮影禁止だった為に掲載できる写真がないのですが、体験してはじめてその魅力がわかる作品が多いので、是非みなさま足を運んでみてください。この時期は魚も美味しくてとてもおすすめです。他の展示の様子は引き続きレポートします。