会田大也の記事

こんにちは。YCAMの会田です。

これまで僕の記事を読んで下さった皆さま。ありがとうございました。これが最後のアップロードになります。

最後に、これまでのまとめをしたかったな、と思い「最後に一本だけ書かせて」と編集部にお願いしながら、ぜんぜんアップできず。次のブログがスタートするギリギリ今日になって、書いています。定期的に面白い記事をアップしていくというのは癖づけないとなかなか出来ないですね。でも、書く機会があるというのは幸せなことだったなと思ってます。

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(画像は、「セミトラ インスタレーション展 tFont / fTime」のギャラリーツアーの様子。)
僕が自宅として住んでいる家が、「Maemachi Art Center」という名称で、いろいろな活動をしていることは、過去にも書きましたが、2009年この夏休みは「MAC工作教室」と題して近所の子どもと毎週工作をしていました。近所の子どもを集めて工作をする、ってだけの簡単な集まりで、活動当初は特になにも考えず、でスタートしました。
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YCAMで開発したオリジナルワークショップをアーカイブしたブックレットが納品されました。
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カラフルな表紙の6冊のミニブックがセットになったこの本は、表紙と裏表紙が厚ボール紙になっていて、このあと最終的に、輪ゴムが掛けられて配布されます。
2009年8月16日と、23日に、バックステージツアーが実施されました。

バックステージツアーというのは、劇場の裏側を見て回るツアーで、劇場などではさいきん頻繁に行われているようです。YCAMでも、8月28日、29日、30日に本番を迎えた滞在制作新作演劇公演「PARK CITY」(作/演出:松田正隆、写真:笹岡啓子)の関連企画としてバックステージツアーを実施しました。
09年8月13日〜8月27日
「ケータイ・スパイ・大作戦」ワークショップ
@YCAM

このワークショップは、YCAM教育普及で開発しているオリジナルワークショップのひとつで、携帯電話を使った鬼ごっこで遊びながら、ネットワーク社会のルール作りとマナーの関係を考える、という社会的な学習効果も考慮したプログラムです。今日はこのワークショップについて、実際に参加した人には見えない視点から、コンセプトの部分を解説してみようと思います。
先日、教育普及サポートスタッフ研修会第二回目が行われました。

サポートスタッフというのは、YCAMの運営をお手伝いしてもらっているアルバイトの制度で、ボランティアではなく有償です。

YCAMでは、サポスタさんと呼ばれているアルバイトスタッフには、これまで舞台公演の案内やフロントスタッフや、設営、造作のサポートを手伝ってもらうなどの仕事がありましたが、今年度から「教育普及サポートスタッフ」制度が立ち上がりました。


しばらく時間が空いてしまいました。

実はこの期間、以前ここでも書いた「Re-Fort プロジェクト vol.5」のイベントが行われていて、そのことについて書こうと思っていたのですが、なかなか筆が進まず。こんな時間になってしまいました。書こうと思うことがなかなかまとまらなかったというのが正直なところです。
私は普段、子ども向けのワークショップに立ち会う機会が多いのですが、「子供向け」という言葉を使うときには注意が必要です。
大人になってしまうと、子供ってどんなんだったか、実は結構忘れてしまいがちだし、そもそも子供の頃のことを覚えていないこと自体に対して無自覚だったりします。
結果、子供向けという言葉は、言葉を発する当人の中に居る子供のイメージに対して向けることになり、とりもなおさずそれは、実際に目の前にいる子供の存在を見つめることを阻害してしまいます。

今日はYCAMの業務とは直接関係のない、プライベートなことを書いてみようと思います。

僕はこの4月から、友人とともに一軒家をシェアして住んでいます。一つの場所をシェアして暮らすのは初めてではないのですが、同居人の服部君は料理上手なとても素敵な人物で、楽しい日々を過ごしています。服部君というのは秋吉台国際芸術村の学芸スタッフで、アーティストの友人も多く、自然発生的に面白いイベントが発生する場所として、住居である一軒家が活動拠点になった、というのが成り立ちです。山口市前町という住所にちなんで、「Maemachi Art Center :通称 MAC」と呼んでいます。
昨日金曜日はバスに乗って、小学生が100人ほどYCAMに見学に来ました。社会科見学の一環ということで、「しおり」には自動車工場やテレビ局などの見学も書き込まれていました。

YCAMの紹介ということで展覧会を案内することになったのですが、社会見学ということを考えると、仕事の内容や施設の機能を見せたいというニーズがあったのかもしれませんが、やはりせっかく生の作品展示に触れるチャンスでもあるので、作品を観ることを重視した見学ツアーにしました。

100人と言っても、一気に全員に説明するのではなく、隣接するテレビ局と50人で45分ずつ、2回に分けて見学してもらいます。さらにその50人を3つのグループに分け、17人程度のグループに1人のスタッフが一緒に作品を鑑賞します。
先週末の土日(09年06月27日、28日)、現在YCAMで開催中のスティーヴ・パクストン「Phantom Exhibition〜背骨のためのマテリアル」展、および「インターイメージとしての身体」展のギャラリーツアーを行いました。

展覧会スペシャルサイト
「Phantom Exhibition〜背骨のためのマテリアル」「インターイメージとしての身体」

ギャラリーツアーというのは、海外のミュージアムなどでは"Guided Tour"とかって書いてあるあれです。ファシリテーターがガイドして作品を鑑賞してまわるツアーのことです。ファシリテーターはミュージアムのスタッフである場合や、ミュージアムのボランティアが行うことが多いようです。

YCAMのギャラリーツアーでは、なるべく参加者の方とお話をしながら進行するようにしています。この週末はとても面白いギャラリーツアーが実施できたのですが、その話はまた後日ということにして、今日は「アートは難しい」という話題について考えてみたいと思います。
こんにちは、初めまして。artscape Blogをこれから3ヶ月ほど書かせてもらうことになりました。山口情報芸術センター(YCAM:ワイカム)の会田大也です。

一番最初と一番最後は、力が抜けていた方がうまくいくけれど、いざ書き始めると緊張しますね。こういう形でブログを書くのは初めてなので、何かと至らない点があるかとは思いますが、そこらへんは生暖かく見守ってください。よろしくお願いします。

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