少年のころから絵を得意とし画家を夢見ていた芹沢銈介は、晩年になると「ガラス絵」や「板絵」などの絵画作品も積極的に制作しました。また作品のアイデアを即興的に描いた絵を貼りこんだ「手控帖」は、画家バルテュスが「芹沢は魔法の手を持っている」と絶賛したほどでした。この展覧会では、ガラス絵、板絵、手控帖など芹沢の絵画作品約40点をご紹介します。
 展示室の後半には、芹沢銈介の収集品から、インド、エチオピア、ルーマニア、メキシコなどの「世界の絵画」約50点を展示します。