令和7年に市制100周年を迎えた兵庫県西宮市は、夙川や甲山等の名所にちなんで桜を市花に制定する「桜のまち」で、オリジナル桜の開発も行っています。生涯を日本古来の山桜・里桜の保護育成・研究に捧げた笹部新太郎(明治20‐昭和53)氏は、同市の依頼を受けて桜の管理指導や植樹を行い、昭和42年には西宮市民文化賞を受賞しています。また、市を挙げて桜を守る姿勢を高く評価し、遺言により西宮市へ寄贈された旧笹部氏所蔵の美術工芸品・資料群「笹部さくらコレクション」は、現在は当館が寄託管理をしています。
今回の展示では、「桜のまち」・西宮市と笹部氏について、桜が結んだ縁をご紹介します。
【笹部さくら資料室展示ミュージアムトーク】
7月20日(日)14時~14時30分 
予約不要・参加費無料(入館料要)
※9月1日(月)~12日(金)、10月20日(月)は記念館展示替えのためご観覧頂けません。