2026年07月03日掲載
垣本泰美 個展「Star Boy -洪水の夜-」
Gallery 舞台裏
- 会期
- 2026年07月08日~2026年08月02日
カルーセル
古いアルバムの中で見つけた一枚の写真。学生服姿の父が、レンズを凝視している。一度だけ見たその写真のイメージが頭から離れない。かつてロラン・バルトは、“写真のノエマ”を〈それは=かつて=あった〉であると語った。古いアルバムの中で見つけたその写真は、その本質を雄弁に語っていたが、100年経ってもそれは変わらないのだろうか。もしかしたら、写真を見たときに感じる〈それは=かつて=あった〉を信じることが可能なのは、それが事実として存在したかどうかではなく、記憶に基づいた新たな物語を展開し続けることにあるのではないだろうか。
作品《Star Boy》は、父にまつわる記憶や写真、生前に本人が語ったこと、そして身近な人々によって語られた事柄の断片をつなぎ合わせ、再構築したものである。
第一章となる「-洪水の夜-」は、和歌山県の山間部で実際に起こった大洪水の夜に彼が見たものを起点とし、彼と彼の母にまつわるエピソードなどを交えながら構成されている。そこでは、生と死、そして記憶と物語の関係性を探ることを試みている。
【アーティストプロフィール】
垣本泰美 / KAKIMOTO Hiromi
大阪府出身、京都府在住。成安造形大学卒業。「記憶」や「現実と非現実の境界」をテーマに、物語が構築されるプロセスに関心を持つ。自身が見た夢や、自他の古い記憶から得られたイメージ、また世代を超えて語り継がれてきた伝承などから着想を得て制作を行う。曖昧な記憶を写真作品として再構築することで、時間や場所を超えて立ち現れるイメージの根源を探求している。
主な展覧会に、「写真の現住所を読む4人の企画展/女性そして蜃気楼」(ハンミ写真美術館、ソウル/韓国、2005)、「JAPON」(メマック現代美術センター、メマック/フランス、2014)、「Crossing Views / Regards Croisés ― 日本人アーティストがとらえたスイス」(東京、2014/クラン・モンタナ/スイス、2014/ストックホルム/スウェーデン、2017)、「それは、たぶん、わたし。」(azumagaoka articulation、横浜、2022)、「Femmes Objectif Japon」(Art Now Projects、ジュネーヴ/スイス、2024)など。
2002年、上野彦馬賞受賞。2016年、フランスの出版社iKiの「Le Pont Rouge」シリーズより、写真集『Little World』を出版。
- 展覧会名
- 垣本泰美 個展「Star Boy -洪水の夜-」
- 分類
- 企画展
- 会場
- Gallery 舞台裏
- 会期
- 2026年07月08日~2026年08月02日 Googleカレンダーに登録📅
- 開館時間
- 11:00〜18:00
- 休館日
- 月曜日
- 観覧料
- 無料
- 住所
-
105-0001 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
- アクセス
- ・東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より徒歩2分(駅直結)
・エレベーターあり、バリアフリー
・車椅子、ベビーカーの入場可能 - 公式サイト
- https://artsticker.app/events/138173
- 公式SNS
- お問合せ先
- 株式会社The Chain Museum
info@t-c-m.art


