2026年9月16日(水)から10月31日(土)まで、
西新宿・ヒルトン東京B1FのFUJI GALLERY SHINJUKUにて、
青木愛弓、入江清美、谷村メイチン ロマーナ、松下誠子による
企画展「STILL|とどまるかたち」を開催します。


【STILL|とどまるかたち】

変化すること、更新すること、前へ進むことが肯定的な価値として語られる一方、「とどまること」はしばしば停滞として捉えられます。しかし、変わらずにあり続けること、何かを保持すること、時間や痕跡が蓄積すること、あるいは動きを制限されることもまた、「とどまる」という状態の一側面です。外からは静止しているように見えても、その内側では絶えず変化が続いていることもあります。

本展「STILL|とどまるかたち」では、「とどまること」を変化の対極としてではなく、持続、保持、蓄積、停滞、抑制、そして目には見えない変化を内包する状態として捉えます。

青木愛弓は、表面はよどんで見えながら、その水面下では物質の循環が続く水を描いた《水辺の記憶 64》を出品します。入江清美は、石膏を塗布した画面に独特の凹凸や質感を生み出す《山紫水明》《蕭蕭として》などを展示します。松下誠子は、人が安堵感を得るために執着するものや行為を問う〈Security Blanket〉から《security blanket #4》(2008)を、また、ドローイングを「必然と受動性」に関わるものとして捉えていた時期に制作した〈doze〉(2010)から4点を出品します。

異なる時期、異なる主題のもとに制作された3名の作品を「STILL」という視点からあらためて捉える一方、谷村メイチン ロマーナは、本展のテーマを起点とした新作を制作します。同展は過去作と新作、4名の異なる表現を通して、「とどまる」という状態が持つ複数のあり方を提示する展覧会です。