zolin gallery では、田川基成展「Settlement」を開催します。

長崎県出身の写真家・田川基成は、第20回三木淳賞(2018年)、日本写真協会新人賞(2022年)、第46回写真の町東川賞・飛騨野数右衛門賞(2026年)を受賞するなど、近年、精力的に作品制作と発表を行なっています。

本年二月には、北海道での約10年の撮影期間を経て、赤々舎より写真集『北海道』を上梓しました。

北海道大学農学部の出身でもある田川は、学生時代を過ごした北の地を繰り返し再訪し、近代的領域としての「北海道」をテーマに撮影を重ねてきました。「Settlement」展では、これまで中判フィルムで約2500カット撮影されてきた同シリーズの中から、入植の歴史を今も感じさせる集落の風景や、家屋、墓地、神社などを含む周辺のランドスケープを中心に展示が構成されます。

 北海道の風景には、「本州以南とは明らかに違った、人間と自然の距離」を感じると作家は表現します。また自然の中に点在する橋梁や護岸ブロック、あるいは除雪によって形成された雪山などの「人為的なもの」も、ここでは際立って見えると言います。北海道を外から、そして内からも眺める視点を持つ写真家の新鮮な視覚や違和感を起点に、入植、定住、集落、植民地、清算、などの意味を持つ「Settlement」をテーマに据えて本展は構成されます。

 近代史と、現代、それ以前から続く自然の混じり合う汽水のような風景を通して、北海道という土地を再考する視座を提供します。

本展は、写真集『北海道』(赤々舎)に収録されていない未発表作で主に構成され、約25点のイメージが展示される予定です。


タイトル:田川基成展「Settlement」

場所:zolin gallery 北海道札幌市南区澄川五条十二丁目11ー17
会期:2026年09月19日(土)〜09月23日(水)

営業時間:14時〜19時

ギャラリートーク1:9月20日(日) 17時30分〜
ギャラリートーク2:9月21日(月・祝) 17時30分〜