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Exhibition Reviews & Guide ..

ダブ平&ニューシャネル with 内橋和久
  7/30 KPOキリンプラザ大阪
 
 
大竹伸朗
キリンプラザの建物についた
「宇和島駅」をバックに立つ
大竹伸朗

サイコー! とかいうと、どこかの宗教団体のようですが、素晴らしいライブでした。「時代の体温」展(世田谷美術館、99年)では自動演奏を聞いたのみだったのですが、「ダブ平&ニューシャネル」をローテクな操作を真剣な表情でブースにこもってやっている大竹さんもステキでした。ラジコンの操縦用のリモコンでコードチェンジをしていたことを後で知り、妙に感心してしまいました。バンマスのダブ平、ベースのボブ、ドラムのアダム、サイドギターの英治などの熱演に拍手。テクニックに隠された秘密があったことを聞き、大爆笑(これは企業秘密なので書けません)。そして、内橋和久さんの演奏には惚れ惚れしてしまいました。翌日のパズルパンクスのライブにも行きたかったッス。
[7月30日〈日〉 原久子]

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テリトリー:オランダの現代美術
  8/2〜10/9 東京オペラシティアートギャラリー
 
 
テリトリー
現代美術家にとってオランダほど恵まれた国はないだろう。アーティストとして登録すればスタジオは提供されるし、非営利のギャラリーで展覧会も開けるし、さまざまな援助も受けられる。しかし、アーティストが簡単に食っていけるおかげで国際舞台になかなか出られず、有力ギャラリーも育たない。ますますアーティストは売るために作品をつくらず、競争力は低下する……。以上、オランダで聞いた話だ。確かにこの展覧会を見ると、売れそうにない作品ばかりだ。つまり、注文に応じてつくった作品。はて、オランダは17世紀にプロテスタントによる市民国家として独立したため、美術制作がいち早く「注文生産」から「商品生産」へと転換した国だったはず。それがいまでは逆に「商品生産」から「注文生産」へと戻っている。そういう意味ではオランダはつねに時代の最先端を走っているのかも。
[8月1日〈火〉 村田真]
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「心靈重建、芸術重建」台湾中部地震被災地へ出前ワークショップ
  8/4〜8/6 台湾省台中県和平郷自由村
 
 
心靈重建、芸術重建

心靈重建、芸術重建
子供達と描いた壁画
私事で恐縮だが、台湾で昨年9月に起きた大震災で被災した子どもたちといっしょにワークショップを行なってきた。中華民国視覚芸術協会が主催する「心靈重建、芸術重建(精神の復興、芸術の再生)」というプログラムのひとつのパートを、地元・台中の美術家や演劇関係者と共に受け持つというかたちで参加。今回、日本からはアクトコウベのメンバーのポトゥアの東野健一、美術家の歳森勲、アートマネジメントの仕事をする林口砂里、と原の4人が合流した。台中の別の3カ所の小学校で、プログラムは継続して行なわれてきた。山のなかにある和平郷自由村は、台中市から通うことが難しいために集中して行なうことになった。仮設住宅に部屋を借り合宿したこの3日間は、われわれにとっても貴重な体験だった。身体を使うパフォーミング・アーツと美術とで合計8つプログラムを実施。最終日に全員で描いた壁画は、子供達の元気な成長を祈念して描いた。
[8月1〈火〉〜8日〈火〉まで台湾滞在 原久子]
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川俣正ワーク・イン・プログレス豊田
  7/24〜8/7 豊田市美術館近辺
 
 
昨年プランを提出し、今年から実作業に入った「ワーク・イン・プログレス」のプロジェクト。ボランティアとともに話し合いながら、数年がかりで市内に遊歩道やベンチを組み立てていく計画だ。作業に先立つ7月22日に説明会を行なったら、地元住民から美術館に対する不満が噴き出したという。地方公立美術館ではどこでもある話だが、たまっていたウミを出すという意味では価値があったかも。まずは駐車場横の林を整備し、材木で遊歩道を設けている。なんか労働化してないか?
[8月2日〈水〉 村田真]
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