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Exhibition Reviews & Guide ..

クルト・ネフ デザインとおもちゃ展
  7/15〜9/3 芦屋市立美術博物館
 
 
クルト・ネフ
会場風景

ネフ社のおもちゃは、大人も魅了する。展示スペースの傍らにある体験コーナーでは、子どもそっちのけで親が必死になって遊んでいる。積み木などにしても、発色といい肌触りといい、形の多様性といい、子どもには触らせたくないような気持ちになるのはわかる。触ることを禁じている展示コーナーで、目の前で子どもが突進していった。監視のお姉さんは大忙しだ。それほど、視覚的にもひき付けられるものがある。また、頭脳ゲーム的な要素も多分にあり、大人が充分楽しめる。おもちゃといって侮るわけにはいかない。
[7月23日〈日〉 原久子]

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PLAYはPLAYだ
  7/24〜29 大阪・信濃橋画廊
 
 
PLAYはPLAYだ
「現代美術の流れ」
PLAYの活動はすでに30年以上に及ぶ。これまでのドキュメント展が大阪であった。羊をつれて、川にそって京都−大阪間を歩いたり(70年)、10年間毎年、山の上にピラミッド型のやぐらを組み、そして解体しては、雷が落ちるのを待ったり(77〜86年)、矢印型のイカダに乗って川を下ることを「現代美術の流れ」なんてタイトルつけてやってしまったり(69年)。こんな書き方をすると、これをすぐ「関西的」なんて言葉でくくられてしまうかもしれない。だが、このユーモアにあふれる真剣な活動を、現在に至るまで継続させている土壌こそが関西的と私は言いたい。
[7月24日〈月〉 原久子]
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ミロスワフ・バウカ〈食間に〉展
  7/27〜9/3 国立国際美術館
 
 
ミロスワフ・バウカ

ミロスワフ・バウカ
会場風景
courtesy by Galerie Nordenhake.
使いかけの石鹸をこの展覧会の作品制作のために美術館が集めていて、いくつか我が家からも供出したので、作品をみるのがとても楽しみだった。人間って単純なもので、特別なことではなくても、その一部にでも参加しているという気持ちがあると、興味の持ち方がまったく変わってくる。今回は事前にワークショップも行なわれ、「怖いものはありますか?」というテーマで子供達が描いた絵を描いた子の背の高さに合わせて展示していた。板の間に塩を埋めていった「浴室の床」という作品は、塩に収容所で恐怖のあまりにかいた汗のイメージを重ねている。子供達の絵はこの側面の壁に配された。戦争の落とした影をいまだに残すポーランドと日本との差異をさまざまなところで感じる興味深い展覧会だった。
[7月26日(木)記者発表&内覧会 原久子]
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マックス・エルンスト展
  7/20〜10/1 東京ステーションギャラリー
 
 
エルンスト展 千葉大での夏期講座の帰り、東京駅まで来たので寄ってみる。なんか絵画が少ないなあと思ったら、彫刻を中心とした展覧会なのだった。でも、ドロテア・タニングのために描いた「D」のイニシャル入りの連作を見られたのはうれしい。
[7月29日〈土〉 村田真]
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紺泉展
  7/1〜7/22 ナガミネプロジェクツ
 
 
紺泉展 先週で終わった紺さんの個展だが、まだ展示されてるというので見せてもらう。寿司とか盆栽とか日本画っぽく描かれ、なんとなく「こたつ派」。紺さん、長嶺氏と遅くまでワインを。ところで、紺泉ってだれ?
[7月29日〈土〉 村田真]
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