2017年11月15日号
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ウルム造形大学

Hochschule für Gestaltung Ulm(独)

1953年、当時の西ドイツにあるウルム市に設立された造形大学。20世紀ドイツを代表するグラフィックデ・ザイナー、オトル・アイヒャー(1922-91)と妻イング・ショルが、ナチスに虐殺されたイングの弟妹のための基金を設立、その基金をもとに同校を開校した。バウハウス出身のマックス・ビル(1908-94)が初代校長に就任、デザインと芸術の統合といった、バウハウスの教育理念を継承しようとした。建築、プロダクト・デザイン、ヴィジュアル・デザイン、インフォメーション・デザイン、後に加わる映画制作の5つの専門課程があり、すべての学生は基礎課程を終えたあとにのみ、専門課程に進むことができた。基礎課程から専門課程へという教育方法もバウハウス同様である。しかし、56年にマックス・ビルは校長職を退き、教育内容も進歩した技術や時代に相応しいものへ変わっていく。財政難により68年に閉校するまで、デザイン教育分野において重要な役割を果たした。

著者: 金相美

参考文献

  • 「現代デザインの水脈 ウルム造形大学」展カタログ, 武蔵野美術大学出版編集室編, 武蔵野美術大学, 1898

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