2017年06月15日号
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E.A.T.

E.A.T. (Experiments in Art & Technology )

アーティストとエンジニア/科学者の協働を基本的な運動理念として、そのための人材と情報、技術の供給をはかることを目的とした非営利組織。1966年から67年にかけて、当時ベル電話研究所に在籍していたエンジニアのB・クルーヴァーを中心として、R・ラウシェンバーグ、R・ホイットマンらによって結成された。名称は「Experiments in Art and Technology」の略。科学者を中心に組織された運動であるE.A.T.の目的は、テクノロジーを通じて芸術活動を支援することはもちろん、芸術生産を通じて科学技術の持つ本来的な性質や方向性を検証し、従来の科学的なシステムの批判・脱領域化をはかることにもあった。代表的なプロジェクトとしてはE.A.T.結成直前に、10人のアーティストと30人以上の技術者が参加した「九つの夕べ――演劇とエンジニアリング」(1966)や「大阪万博ペプシ館」(1970)がある。70年代半ばに組織としての事実上の活動は終息に向かったが、芸術と技術の協働により、インターメディア、パフォーマンス、コラボレーションなどの新たな芸術形態に先駆性を示した功績が高く評価されている。

著者: 沢山遼

参考文献

  • 『E.A.T.──芸術と技術の実験』, , , NTTインターコミュニケーション・センター編,NTT出版, 2003
  • 『ビリーのグッド・アドヴァイス』, , ビリー・クルーヴァー(田口卓臣訳、ミミ・グロス絵), アセテート, 2005
  • 『季刊インターコミュニケーション』No. 46, 「to be continued──ビリー・クルーヴァーとE.A.T.」, 岡崎乾二郎, NTT出版, 2003

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