2019年06月15日号
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《リヴェレーションズ》アルヴィン・エイリー

Revelations, Alvin Ailey

アルヴィン・エイリー舞踊団(アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・カンパニー)の代表的レパートリー作品。レスター・ホートンの舞踊学校でモダン・ダンスの訓練を受け民族舞踊研究の基礎を学んだアメリカの振付家・ダンサーのアルヴィン・エイリーは、テキサスの田舎で育った。本作はエイリーの幼少時代の経験をもとに構想され、1960年にニューヨークのカウフマン・コンサート・ホールで初演された。本作は三部に分かれており、音楽には黒人霊歌やブルース音楽が採用された。第一部の「悲しみの巡礼」では「アイヴ・ビーン・ビュークド」「主はダニエルを救いたもう」「フィックス・ミー・ジーザス」が楽曲として用いられ、冒頭の曲では、茶色を基調にした衣装や照明を用いて、ダンサーたちが集団で頭を下げ腕を横に伸ばしまた腕をゆっくりと突き上げる印象的なダンスが展開された。第二部「私を河へ連れてって」では「プロセッショナル」「川を渡る」「準備しよう」が楽曲として用いられ、川で若いカップルに洗礼をほどこす洗礼式が演じられた。衣裳の白と川を模した布や床の青が印象的な場面である。第三部「動け、仲間たちよ、動け」では、「罪深き男」「その日は過ぎ去った」「ユー・メイ・ラン・オン」「アブラハムの胸の内で私の魂を揺さぶってくれ」が楽曲として用いられた。最後は、黄色を基調とした衣裳や扇が印象的な女性ダンサーたちによって、アメリカ南部の祝祭的な雰囲気が表現され、信仰の喜びが踊りで表現された。

著者: 木村覚

参考文献

  • 『ダンス・ハンドブック』, ダンスマガジン編, 新書館, 1991

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