2019年06月15日号
次回7月1日更新予定

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『生きのびるためのデザイン』ヴィクター・パパネック

Design for the Real World: Human Ecology and Social Change, Victor Papanek

『生きのびるためのデザイン』(原著名『Design for the Real World: Human Ecology and Social Change』)とは、オーストリアのウィーンに生まれ、アメリカで活躍したデザイナー、デザイン教育者、デザイン評論家であるヴィクター・パパネックの代表的な著作である(1971年刊行)。フランク・ロイド・ライトに学び、バックミンスター・フラーの影響を大いに受けたパパネックは、本書を通じて、現代のデザインについて、独自のヴィジョンに基づき、極めて辛辣な批評を展開した。具体的には、自動車や鉄道、印刷メディアなどの衰退・消滅、(当時は近未来の夢だった)自動運転による交通機関、インターネットやエコ・デザインの実用化や発展など、プロダクト並びにコミュニケーションに関わるデザインの画期的な変容を予言している。パパネックの批評の眼は、同時代のデザイン界を二分し、物議も醸したが、本書は23カ国語に翻訳され、今日ではデザイン書の古典にもなっている。

著者: 橋本優子

参考文献

  • 『生きのびるためのデザイン』, ヴィクター・パパネック(阿部公正訳), 晶文社, 1974

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