2019年06月01日号
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イーストマン・コダック社

Eastman Kodak Company

アメリカの発明家であるジョージ・イーストマン(1854-1932)によって設立された写真用品メーカーのこと。イーストマンは、それまで主流であった写真原版の基底材であったガラス版から、感光乳剤を塗ったロールフィルムにすることで、連続撮影のスピードを高速化した。1888年には、ロールフィルム・カメラの特許を取得。「コダック(Kodak)」の商標によって、「You press the button, we do the rest(あなたがボタンを押せば、あとはわれわれが行ないます)」という有名な宣伝文句を伴って売り出されたこのカメラは、現像や焼き付けといった写真の複雑な工程を必要とせず、カメラの大衆化を促すことになった。92年には、今日まで至る「イーストマン・コダック社」を設立。1900年にはブローニー・カメラを1ドルで売り出し、写真のさらなる普及を担うことになる。イーストマンによるこれらの発明や製品開発に基づく写真環境のインフラ開発によって、写真というメディアは高速化、簡便化、大衆化を果たすことになった。

著者: 土屋誠一

参考文献

  • 「コダック・カメラ展 ジョージ・イーストマン生誕150年記念」展カタログ, 日本カメラ博物館, 2004

参考資料

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