2021年03月01日号
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー

ginza graphic gallery

1986年に東京・銀座で開館したグラフィックデザインの専門ギャラリー。名称の頭文字である3つのgから「スリー・ジー」とも呼ばれる。大日本印刷株式会社(DNP)が文化活動の一環として設立し、グラフィックデザインを対象として国内外の作家や団体を招聘、あるいは所蔵家の協力によって、ひとりのデザイナーに焦点を当てる個展形式を中心に、「東京TDC賞」や「ADC賞」受賞作品展も開催している。設立に貢献した田中一光の没後、永井一正が監修を務める。ベテランに限らず新進気鋭のデザイナーにまで広く目を向ける企画は、日本のグラフィックデザイン領域の現在を反映するものであると同時に、海外デザイナーをいち早く日本で紹介する役割を果たしてきた。「京都dddギャラリー」(1991年設立)と「CCGA現代グラフィックアートセンター」(1995年設立)も、gggの運営を担うDNP文化振興財団による一連の施設で、印刷技術とは切り離せないグラフィックデザインやグラフィックアートの芸術的かつ文化的意義に基づき、展示と作品に関連する資料のアーカイヴ化の充実を図っている。さらに、gggで開催した個展に基づく出版物「gggBooks 世界のグラフィックデザインシリーズ」を刊行しており、コンパクトながら厳選した作品を収録する秀逸な作品集を構築している。白いハードカバーに単色の帯で推薦文を大きく入れる装幀は、田中による当時のデザインを受け継ぐ仕様である。

著者: 高橋美礼

参考文献

  • 『EXHIBITIONS: Graphic Messages from Ginza Graphic Gallery & DDD Gallery 1986-2006 20th Anniversary』(ギンザ・グラフィック・ギャラリー、dddギャラリー), , , 大日本印刷ICC本部, 2007

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