2019年11月15日号
次回12月2日更新予定

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ビニ本

Bini-bon

主に1980年代に流通したポルノ写真本の形態のこと。ビニール袋で包装され、店頭では中身を見ることができないことから、このような呼称が与えられた。非合法すれすれの、性器が透けて見えるような写真が掲載されたことから、ブームとなった。性交シーンが無修正で掲載されるものは「裏本」と呼ばれ、区別される。ビニ本ではないが、ポルノないしそれに近似する刊行物と写真界との関わりは、とりわけ80年代においては縁が深く、白夜書房が刊行し、荒木経惟、森山大道、倉田精二、北島敬三といった写真家も写真を寄稿していた雑誌『写真時代』などは、ポルノメディアと芸術表現が接近するという日本特有の現象として、ビニ本的なメディアのあり方と無関係ではない。

著者: 土屋誠一

参考文献

  • 『さる業界の人々』, 南伸坊, ちくま文庫, 1994

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