2019年12月01日号
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ブラウン社

Braun GmbH (独)

1921年、マックス・ブラウンによってドイツに設立された。ラジオ、レコードプレイヤーの製造で成長し、50年にはその後社の代名詞となる電機シェーバーを発表。翌年からアルトゥールとエルヴィン兄弟が父の跡を継いでからはハイファイ技術開発とともにデザインによるブランド構築意識を高く持ち、H・グジェロ、O・アイヒャーらウルム造形大学の研究者と共同で社内にデザインチームを創設、55年のデュッセルドルフ見本市で世界的な評価を受けた。この年に入社したD・ラムスはその後40年以上にわたってデザインと監修を担当し、ブラウン社のデザインイメージを決定づけた。とりわけグジェロ+ラムスによる、「白雪姫の柩」(発表当時の競合他社からの揶揄)とも呼ばれるラジオ内臓レコードプレイヤー「SK4」は色彩や透明アクリルの使用で革新を起こし、プレイヤーの定型を作り出した。その簡潔な形態とモジュラーシステムは60年代当時の建築やモダニズムなどの他分野の動向ともリンクする。「Less and More」を旨とするラムスのデザインの影響力は大きく、特にアップル社のJ・アイヴへの影響はよく指摘されるところである。なお、1967年からジレット社の子会社に、2005年からはP&G傘下となっている。

著者: 成相肇

参考文献

  • 「Less and More The Design Ethos of Dieter Rams」展カタログ, , , サントリーミュージアム[天保山], 2008
  • 『永遠のドイツデザイン』, , , ダイヤモンド社, 2007
  • Dieter Ram : As little Design as possible, , Jonathan Ive,Sophie Lovell and Klaus Kemp, Phaidon Press, 2011

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