2019年06月15日号
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MITメディアラボ

MIT Media Lab

1985年にMIT(マサチューセッツ工科大学)に設立された、革新的な技術とメディア革新的なデジタル技術に関する研究所。初代所長はその前身となるArchitecture Machine Groupを率いていたニコラス・ネグロポンテ。2011年にはクリエイティブ・コモンズなどの活動で知られる伊藤穣一が4代目所長に就任した。コンピュータに代表されるビットの世界とわれわれの日常を構成しているアトムの世界との融合・分離を主要な研究テーマとしており、仮想空間を車で移動できるアスペン・ムービー・マップ(1978)や、表示内容を電気的に書き換えることができる電子ペーパー(1997)など、人々の数十年後を予見する技術を数多く生み出している。活動の初期より音楽・美術・デザインに関わる研究を数多く行なっており、トッド・マコーバーらのハイパー・インストゥルメント、ジョン前田らのAesthetics and Computation Group、石井裕らのタンジブル・ビッツなどの活動がある。近年では研究から実用までのサイクルが加速しており、ベン・フライとケーシー・リースが開発したグラフィック・プログラミング環境の「processing」は、2000年代以降のインタラクティヴな作品制作の場で幅広く使われている。運営は基本的に企業を含む外部からの資金提供により行なわれており、スポンサーになることで知的所有権を含むすべての研究成果にアクセスすることができる。

著者: 城一裕

参考文献

  • 『考える「もの」たち MITメディア・ラボが描く未来』, ニール・ガーシェンフェルド(中俣真知子訳), 毎日新聞社, 2000
  • 『メディアラボ 「メディアの未来」を創造する超・頭脳集団の挑戦』, スチュアート・ブランド(室謙二、麻生九美共訳), 福武書店, 1989
  • 『ビーイング・デジタル ビットの時代』, ニコラス・ネグロポンテ(福岡洋一訳), アスキー, 1995

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