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2016年05月15日号のバックナンバー

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フォーカス

あらためて問う、芸術祭という場──さいたまトリエンナーレ リレートーク

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[2016年05月15日号(柘植響)]

今年9月24日から開催される「さいたまトリエンナーレ2016」では、プレイベントとして、1月16日(土)、3月2日(水)、3月13日(日)に3回にわたってリレートークが開催された。今年スタートする二つの新しい芸術祭も含めて、5人の代表の話が聞けるとあって、第2回の「アーティストから見るトリエンナーレ」(会場はコクーンシティ コクーン2(3F)コクーンホール[さいたま市大宮区])、第3回の「国際芸術祭の未来」(会場:JPタワー5FカンファレンスルームB[東京都千代田区]に参加した。

OLVEH展:オランダ領東インド時代の奇才シュマケルの現代的商品価値

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[2016年05月15日号(本間久美子)]

 チャールズ・ウォルフ・シュマケル(1882-1949)とは、インドネシアがまだオランダ領東インドだった20世紀初頭に現地で活躍したジャワ生まれのオランダ人建築家である。彼の活躍から100年が経とうといういま、首都ジャカルタでは、シュマケルがにわかに注目されている。なぜいま、シュマケルなのか。その勢いの背後には、どのような意図があるのだろうか。

キュレーターズノート

「九州派展」を終えて/「『もの派とアーカイヴ』─海外への発信をめざして─」/福岡市美術館休館/「福岡ミュージアムウィーク」

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[2016年05月15日号(山口洋三)]

 「九州派展」を終えて間もない2月、九州派の事実上のリーダー的存在であった桜井孝身が亡くなった。昨年4月にはオチオサムも鬼籍に入った。存命の元メンバーも数少なくなり、九州派も歴史のなかに綴じられようとしている。

大原治雄写真展 ブラジルの光、家族の風景

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[2016年05月15日号(川浪千鶴)]

大原治雄(1909〜1999)が、高知県いの町から農業移民として一家でブラジルに渡ったのは昭和2(1927)年、17歳のとき。家族や仲間と密林を切り拓いて手に入れたパラナ州ロンドリーナの広大な農場で働きながら、最愛の女性にめぐりあい、ふたりで9人の子どもを育てあげ大学にも全員を通わせた。妻に先立たれたのちも一度も帰国することなく、大家族に看取られながら89歳の生涯を静かに終えたという。

北海道の美術家レポート⑨藤沢レオ

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[2016年05月15日号(岩﨑直人)]

 北海道に根を下ろして活動するアーティストを紹介する「北海道の美術家レポート」。第9回は、金属工芸家・彫刻家の藤沢レオを取りあげる。

「坂野充学と巡る鶴来バスツアー」と「再演」

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[2016年05月15日号(鷲田めるろ)]

 金沢21世紀美術館で開催した「坂野充学:可視化する呼吸」展の関連プログラムとして、4月23日、「坂野充学と巡る鶴来バスツアー」を実施した。25名の参加者が鶴来でのまちあるきを楽しみ、地元の人たちから話を聞いた。このプログラムを「再演」という観点から読み解いてみたい。

トピックス

荒波と揺りかご──gggとグラフィックデザインの30年

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[2016年05月15日号(内田伸一)]

 2016年4月、ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)がリニューアルオープンした。今年は開館30周年の節目でもあり、リニューアル第一弾企画は、これを記念した「明日に架ける橋 gggポスター1986-2016」となった。その様子と現場の声をもとに、新生gggの姿をレポートする。

アート・アーカイブ探求

上田薫《なま玉子B》──ひとつはすべて「萬木康博」

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[2016年05月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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