窪田研二の記事

前回から少し時間が経ってしまったが、今回がアートスケープでの最後の書き込み。

ちょうどこのブログを受け持った7月−10月は3つの展覧会準備&運営(赤坂、横浜、シンガポール)で忙殺され、思うように書き込めなかったのがとても心残りだ。
(編集部の方、すみません!)

やっと仕事も落ち着いてきたので、これからはまた情報収集活動に力を注いでいきたいと思う。

フリーで活動しているととかく美術館以外の展覧会や、企業が主催するアートイベントを依頼される仕事が多くなる。

それはそれで有難いのだが、それらの多くは様々な制約があり、実験的なことはしづらい環境だともいえる。

◇次はどこで、どんな仕掛けをしようか?
◇展覧会企画以外で刺激的な仕事はできないだろうか?
◇アートマーケットの外部で良い仕事をしているアーティストたちと何かできないだろうか?

そんなことを考えながら、残り少ない今年を過ごそうと思う。
短い間でしたが、読んでいただいていた方に感謝です。
引き続き、KENJI KUBOTA ART OFFICEのホームページ付属のブログで近況はお届けできると思います。

それではまたいつかどこかで!

KENJI KUBOTA ART OFFICE ホームページ http://www.officekubota.com/
KENJI KUBOTA ART OFFICE ブログ http://officekubota.chicappa.jp/blog/
来年、国際交流基金の周年事業としてバンコク・アートセンターで展覧会をキュレーションすることになった。まずは基金の人たちにどういう意図での展覧会かをヒアリングしてみる。
CIMG1542.JPGリングドームで梅田哲也のライブイベントを開催。日用品を使って音を発し、ノイズを奏でる。観衆が集まる中、黙々とライブを行なう姿はどこか秘教的な儀式を思わせる。
今日は建築家、西沢立衛のトークショー。さすが旬の建築家だけあって会場は立ち見が出るくらいの盛況ぶり。
久しぶりに「浜松モザイカルチャー世界博2009」の会議に出るため浜松へ赴く。
赤レンガで今後のイベントについての打ち合わせ。10月は毎週末に計20本近いイベントが赤レンガホール、リングドームで開催される。毎日、出演者、主催者、スタッフとの調整が続く。これだけあるとどの企画の打合わせをしているか一瞬分からなくなったりする。
久しぶりに元上司の逢坂恵理子さん(今は森美術館)にお会いする。ランチを食べながら、逢坂さんが企画したアネット・メッサージュ展覧会などについて話を伺い、その後展覧会を見る。独自の世界を持つ不思議なアーティスト。
CIMG1534.JPG名和晃平と青山悟のトークショーがリングドームで行なわれた。
野生児vs.都会っ子という設定でともにZAIMで行なわれている「ECHO」展に出品中のアーティストにアートライターの住吉智恵が迫る
CIMG1518.JPG80年以降に生まれた若手ダンサーを紹介するシリーズを横トリの出品作品「リングドーム」で開催。第一弾は関西で活躍している「きたまり」。
VOLVOが若手アーティストをサポートするという意向のもと、来年のカレンダーに掲載する作品を公募した。100点を超えるデザインやアート作品の応募があり、審査員を務めた。
こういう企業がもっともっと増えて欲しいものだ。

MOTALLICA

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CIMG1515.JPGリングドームで初めてのイベント。

今日はRISING TUNESという若手のアーティストを紹介する音楽シリーズの第一弾を開催。

その前に会場となるリングドーム周辺の草刈り大会。

公演前にすでに体力の90%を消耗。。。

本日の出演はMOTALLICAとメリ・ニクラ。

想像以上のテンションと勢いのあるパフォーマンスで、演奏を聴きつけた人たちが500人以上集まり大盛況となった。

CIMG1495.JPG明日のイベントの準備作業に追われるナデガタインスタントパーティの現場を見に旧赤坂小学校へ。

体育館の舞台を着々と転換している。

ネットで集まったずぶの素人が当日だけの練習で夜からダンス公演をおこなう。それがあすこの場で繰り広げられると思うとワクワクする。勝手に成功が見えたので安心する。

横トリイベントがあるために、こちらに来られないのがなんとも残念!

 

横トリ会期中にフラフープで出来たリングドームという屋外作品の中で色々なイベントを企画している。

今日はその準備のため、PAや照明、イスなどを雨の中搬入。

使っていたノートPCがクラッシュ。

突然悲劇はやってくる。

がくっ。

VOLVOがアート、デザインを公募してコンペを開催する。

審査員を依頼され、今日は顔合わせの昼食会。

同じく審査員の都現美住友くんと広告代理店の人たちとともに今回の趣旨を伺う。

企業が若手アーティストをサポートする企画がこれからもっと増えるのだろうか?

取材

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某通信社の取材を受ける。

アートが批評性を失いつつあり、企業のブランディングや町おこしなどに消費されているのでは?という疑問が記者の問題意識としてあり、それについての考えを語る。

これは単純な問題ではない。アートが果たすべき役割といっても広い訳で、批評性だけ、順応性だけではアートは語れない。

鋭い世界認識と柔軟な思考回路。この両方を持ち合わせた数少ないアーティストたちがこうした疑問に答えてくれる作品を生み出している。

連休が明け、とりあえず3展覧会が無事に開幕した。

少し休みたいところだが今日も打合わせがあちこちで4本。

実は「KENJI KUBOTA ART OFFICE」という名前で今年から活動しているのだが、ようやくHPが完成した。

優秀なスタッフも何人かチームに加わり、アートに関連したさまざまな仕事に対応出来るようになった。

まだ若干手直しすべきところはあるのだが、とりあえず今抱えている仕事が一段落したので、オープンすることにした。

http://www.officekubota.com/

ご意見やお仕事お待ちしています!

CIMG1469.JPG横浜トリエンナーレの記念トーク「CREVASSE TIME」が横浜シンポジアで開催された。

結局、水沢総合ディレクターと5人のキュレーター、参加アーティスト6名が登壇。

この日は他にもアーティストによるパフォーマンスが目白押しで、どこで何がおこなわれているのか、スタッフでも把握できていないような状態。

CIMG1459.JPG

まだ見ていない展示がけっこうあるので、今日も横トリ会場で作品を見つつ、明日の記念トークの準備作業をする。

写真はヨナタン・メーゼの作品。上部のメッセージにアート関係者は反応しているだろうか?

夕方からZAIMで開催されている「THE ECHO」展のオープニングへ。

次世代の日本美術を担うアーティスト達が集まっている。

http://www.the-echo.jp/

ようやくオープン!

ここでは関連プログラムマネージャーとして仕事をしている。

今日は朝から横浜で展示を見つつ、関係者と打合せ。

夜は大桟橋埠頭でパーティ。大巻伸嗣のシャボン玉がパーティ会場入り口の空間を演出している。

その後、シンガポール帰りの南條さんや、愛知トリエンナーレのディレクターになる建畠さん、釜山ビエンナーレでキュレーターをしている東谷さんらと一杯飲んで帰る。

http://yokohamatriennale.jp/

今日から「シンガポールビエンナーレ2008」が始まる。

こちらもディレクターアシスタントとして南條史生氏をサポートしている。

オープニングに行けないのがとても残念。

今回のテーマは「WONDER」。

前回もディレクターをつとめた南條氏が1回目のテーマである「BELIEF」を踏まえて掲げたもの。

大再開発が予定されているマリーナベイを中心に、見応えのある作品が多く出品されている。

9月後半にはシンガポール市内を使ったF1も開催される!

見に行くべし!!

http://www.singaporebiennale.org/

CIMG1435.JPGあー、ここまで来るのに本当に長かった。

連日寝ずに頑張ってくれたアートフラワーのスタッフ達に感謝。

もちろんアーティストにも大感謝。

オープニングセレモニーはサカス広場で。

壇上に上がらされ、スピーチ。広場の巨大モニターに映し出されたり、TBSの女子アナが司会をしたり、やはりテレビ局が主催するとこんな感じになるんだ。

パーティは場所を移動して、旧赤坂小学校でおこなう。数百人が集まってくれて大盛況だった。

椿昇の巨大インコも無事設置完了。これは恒久設置。

http://sacas.net/artflower/

ついにあと数時間で「AKASAKA ART FLOWER 08」が始まる。

まだ完成していないのは、赤坂サカスで展示の大津達、元料亭での志村信裕、トーチカ、雨宮庸介、体育館でのスサイタカコ、深夜しか作業が許可されない東京ミッドタウンの草間彌生あたりか。

ってけっこうやばいかも。

とはいえ、これまでの経験上、いつも何とか開幕には間に合っているので何とかなるはず。

http://sacas.net/artflower/

往復

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赤坂で会議をしてから横浜で打合せ。

その後また赤坂に戻り、朝方まで作業。

スタッフもしんどいが、アーティストもぎりぎりでの作業が続く。

http://sacas.net/artflower/

  CIMG1426.JPG連日の徹夜作業。

やっと見えてきた、と思ったらまた変更。

でも完成は間近か?

 

http://sacas.net/artflower/

 

 

大津達

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「AKASAKA ART FLOWER 08」の隠し球、大津達作品設置がついに始まる。

最後まで許可や申請で実現が危ぶまれたが、何とか設置まではこぎ着けた。

一体何が出来るのでしょう?

 http://sacas.net/artflower/

CIMG1365.JPG

http://sacas.net/artflower/

「AKASAKA ART FLOWER 08」の公式HPがようやくアップ。

いよいよ一週間後に開幕がせまった「AKASAKA ART FLOWER 08」。

今日はオープニング、開幕後の運営についての打合せ。

会場が多いので複雑なオペレーション。

朝から横浜で打合せ。

ミーティングの合間に桜木町のグラフィティについての取材を朝日新聞から受ける。

記者は以前、水戸支局にいて水戸芸時代によく会っていた人だった。

奇遇。

ブロガー

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