服部浩之: 2010年2月アーカイブ

ちょっとアーティスト・イン・レジデンスというシステムについて考えてみたいと思います。
この15年くらいで、様々なタイプの滞在制作が本当に色んな場所で実施されていると思うのですが、アーティスト・イン・レジデンスという制度として地方自治体が取り入れたものを、特に公募型のレジデンスに着目して3つのアートセンターの例を挙げながらその現状を紹介します。

trans_20092010_main_img_1.jpg←秋吉台国際芸術村で3月6日よりスタートするレジデンス展フライヤー

今回は三重県の紀北町にあたらしくできた古民家をリノベーションしたレジデンススペースをご紹介します。レジデンススペースといってもアーティスト・イン・レジデンスを主目的にしたいわゆるアートスペースではなく、熊野古道にも近く、伊勢湾も目の前に広がるという豊かな自然環境を備えた地理的条件を売りに、主に田舎暮らし体験などを提供するような場所です。アーティスト・イン・レジデンスは、どちらかというとそういう田舎に新たな人や価値観を持ち込むきっかけのように捉えられているようです。

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引き続き九州レポート第2弾です。

今回は大名の紺屋2023をご紹介します。こちらは前回紹介した冷泉荘を立ち上げたTRAVELERS PROJECTさんが企画・運営する建物再生プロジェクトで、2008年から2023年までの15年間の期間で展開されるため「紺屋2023」という名称となったそうです。
建物自体は地上5階建てで、様々な業種の人が入居する未来の雑居ビルだそうです。
以下紺屋2023のウェブサイトより引用です。

「未来の雑居ビル」をテーマに、業種・年齢・国籍・民族・時間・用途・目的、など様々な要素が雑居します。
これらの要素が、集合・離散しながら思考・試行を重ね、新たな価値と文化の醸造をめざします。

↑紺屋2023ウェブサイトより

さらなる詳細は紺屋2023のウェブサイトをご参照ください。

20fukumoto.jpg↑紺屋の3階に入居している宮本初音さんのオフィスにあった福本歩さん作《フクモ陶器》

今回は時間をさかのぼって、もう一度11月に福岡で取材させていただいたいくつかの場所を紹介しようかと思います。
色々取材する中で、小さなスペース というのは結構長い間継続的に展開されている場所もあれば、短いスパンでどんどん変化していったりする場所もあるなあという感じで、どんどん状況は動いているということを強く感じています。
今回紹介する福岡のスペースだけに限っても、参加者や運営者が変わりつつ5年以上継続的に展開しているものや、つい最近スタートしたばかりだけれどかなり計画的に展開しているところがあったり、あるいは場所を移動しつつ活動を続けているプロジェクトなどがあったりと、本当に様々でした。
もちろん福岡は大都市でこれから僕がご紹介する以上にたくさんのスペースがあり人がいるわけですが、とりあえずいくつかだけでもご紹介できればと思います。


まずは福岡市須崎町のart space tetra
05astetra.jpg↑art space tetra外観

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