九州再び。 / Re kyusyu 02

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引き続き九州レポート第2弾です。

今回は大名の紺屋2023をご紹介します。こちらは前回紹介した冷泉荘を立ち上げたTRAVELERS PROJECTさんが企画・運営する建物再生プロジェクトで、2008年から2023年までの15年間の期間で展開されるため「紺屋2023」という名称となったそうです。
建物自体は地上5階建てで、様々な業種の人が入居する未来の雑居ビルだそうです。
以下紺屋2023のウェブサイトより引用です。

「未来の雑居ビル」をテーマに、業種・年齢・国籍・民族・時間・用途・目的、など様々な要素が雑居します。
これらの要素が、集合・離散しながら思考・試行を重ね、新たな価値と文化の醸造をめざします。

↑紺屋2023ウェブサイトより

さらなる詳細は紺屋2023のウェブサイトをご参照ください。

20fukumoto.jpg↑紺屋の3階に入居している宮本初音さんのオフィスにあった福本歩さん作《フクモ陶器》

では入口から順にシークエンス的に紹介していきます。

15konya.jpg↑エントランスです。

16konya_asai.jpg↑床面には淺井裕介さんによるドローイングが。。。

17konya_asai.jpg↑こちらの1Fカフェ前の床にも淺井さんのペイントが施されています。
1階にはレストランが、そして2階〜5階にはTRAVELERS PROJECTの事務局となるトラベルフロントさんのオフィスをはじめ、ギャラリーやデザイン事務所、編集事務所にダンススタジオなど様々な業種のオフィスやショールームが入っています。

18konya_2f.jpg↑建築家でありTRAVELERS PROJECTを主宰する野田恒雄さんのオフィスです。

18travelersproject.gif↑2FにあるTRAVELERS PROJECTさんのギャラリースペースです。


紺屋2023では様々なイベントも実施されており、夏には紺屋サマースクールという入居者が講師になって開講する学校なども実施しているそうです。とてもアクティブでエネルギーのある、まさに今進行している場という感じで、よい空気がありました。
ミュージアムシティプロジェクトやBeppu projectの事務局としても活躍される宮本初音さんのオフィスART BASE 88もこのビルに入っていたので、ちょっとお邪魔しました。広くはないけど、適度な緩さがあっていい空間です。

21konya_ab88.jpg22konya_ab88.jpg↑宮本さんのオフィス。

23konya_terras.jpg↑宮本さんのオフィスの前のテラス。こちらもなかなかいいです。左が野田さんで、右が宮本さん。

26konya_roof.jpg↑屋上もかなり素敵です。ドイツから招聘したMichael Ottoという作家のUFO PARKINGという作品がヘリポートのように描かれています。広島アートプロジェクトで野田さんが出会って、その後福岡に彼を滞在制作で招いたそうです。「作品がどうこうという以前に、ミヒャエルさんが人としてとても魅力的だったからよびたかった」という野田さんの話は、個人が実施するレジデンスのあり方としては自然で共感する部分もかなりありました。

24konya_residence.jpg25konya_residence.jpg↑こんな感じで、二部屋紹介制の滞在用のゲストルームもあります。

まさになんでもある雑居ビルです。これからの展開にも注目したいと思います。
色々案内してくれたtravel front代表の野田さんどうもありがとうございます。

ブロガー

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