建築とアート

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前回のブログで建築の展覧会についてふれたあと、建築をアートの領域のひとつ、とするような記述にふれ、ちょっと頭をがつんとされた。

Art
1. 美術史として知られるナラティブの一部として提示されたモノの総称。このナラティブによって批評の系図が作成され、絵画、彫刻、建築の3種のモノを通して掲げられた問題が扱われる。(Nicolas Bourriaud 'Relational Aesthetics', "Glossary"より)

荒い訳だけれどだいたいこんな内容。
これを読んで、ニューヨークの近代美術館は1932年に、いまは歴史的となった、当時の同時代建築、モダニズム建築の展覧会をすでに開催していたことを思い出した。
たしか展覧会名はInternational Style。
 
アートの領域が拡張され、境界線があいまいになっている今、建築をアートとする考えがあっても驚かないけれど、今ではなくて1930年代に、すでに建築展が美術館で企画されていたということが興味深い、といまになって思った。
となると、欧米では建築をアートとする考えが当時からあったのかもしれない、もしくはこの展覧会でその考えが打ち出されたのかもしれない。。。

これよりも先に建築展が美術館であった例もわたしが知らないだけであるのやもしれないけれど。。。

ブロガー

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