泉太郎、横トリ三渓園

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清澄白河は土曜日となればけっこう人が来る。オープンしたのは2005年11月。東京のアートスポットとして確立した感。
お目当ての泉太郎「マジシャンのパン--日食」。
あんまり事前に何も想像せずにやって来た。
手前の、泉さん自身のものだろう服を見たときからなんかいつもの泉さんとは違う予感。
泉さんっぽさはいたるところにあるのだけれど。。。。
ギャラリーのなかほどまで行って、そのことを確信。
カメラとモニターが何台もつなげられ、そこでカメラがとらえた現実が、泉さんのしつらえたつりもの越しにモニターに映りこみ、それがまたつぎのカメラへとつながっていく映像の重複と連鎖のインスタレーション。とてもシンプルな仕組みだけど、映像の「像」の部分をつきつめているというか。
ずっと映像作品として映像をつくっていた泉さんがインスタレーションのデバイスとしてカメラをつかっていた。泉太郎健在。

横浜トリエンナーレ。
オープニングの日には見きれなかった、飛び地にある三渓園がおもしろいという話を聞いて行ってみた。

根岸駅が最寄とある。石川町を過ぎたあたりから景色が一変し、高層ビルや中華街があった中心地から住宅街に突入。まわりにトリエンナーレ目当てらしき人も見かけずちょっと不安になる。駅で降りると案内でも立っているのかと思ったが。。。
駅員さんに聞くと、1番乗り場からバス乗って。降りるバス停はバスの運転手に聞いて、と。バスの運転手さんに聞くと、本牧というところで降りると、そして歩いて10分! そんなに遠いの?!
歩いて行くと、きもちいい住宅街で散歩に悪くない。そして三渓園近くはお土産店があったりして観光情緒も。入って見ると、美しく気持ちのいい庭園だった。横トリの作品がある場所は公園のなかでもそれなりに固まっている。そのあたりでは横トリの客と三渓園の客が半々くらいで混在。そんななかティノ・セーガルの作品「キス」(2002)はとても無防備に見えた。美術を前提としていない日常の場で行われると、見ている方も数倍ドキドキする。しかも場所が家。リアル感がある。リアルとフィクションのはざまを揺れる。

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水戸芸術館では2005年のARCHIGRAM -- Experimental Architecture 1961-1974 を大変楽しく拝見しました 先日は 毎回楽しみにしている桜川市の旧大和村の雨引の里と彫刻2008展を拝見し その勢いで先週末横浜トリエンナーレへ行ってきました 確かに三渓園のHPも横トリの案内にも根岸駅バス1番乗り場と書かれています が 1番の案内版のどこにも三渓園の文字がないので 7番乗り場まで行きました 不思議や三渓園の文字があるではありませんか 根岸駅→三渓園 バス10分三渓園南口に着きます 入場券売り場までは徒歩3分くらい 最初に三渓園に行ってしまったので入場券は購入せざるを得ませんでした ただ 新港ピアの右端の市民用窓口ではその分返金してくれるということでした  作品や展覧会には触れず長々と失礼しました 

ブロガー

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