矢口克信 「トマトの寺子屋」

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さて、水戸ではまだまだイベントがつづきます。

今週末は、矢口くんが独自に企画・主催した
「トマトの寺子屋 eccentric art & life」がありました。

イギリスから、批評家/文筆家として活動するSally O'Reillyさんを迎えて、
矢口くんのクリテリオムに沿った「授業」をするというもの。

私は、2日目の「サントピア通りdeワシントマト祭り」の様子をのぞき、
今日は3日目の「トマトーク&ディスカッション」に途中から参加してきました。

20名弱の20代・30代を中心とした、60代までの男女が出席。
メンツは主に「ワシントン」界隈によく出入りしている人びと、
そのなかにアート関係者(研究者、学芸員、アーティスト、芸術館のボランティアトーカーさん)がちらほら混じっているという感じ。

私が着く前は、前日に見た映像の感想や、大衆浪漫歌劇の感想などを話していたそう。
そのあと、サリーがつくったカレーをごちそうになる。
(ティラバーニャのことを連想させる。。。)
そして、サリーが用意したらしき質問に答えるというセッションへ・・・。

その質問とは、なんと
今生きている社会の中で変えられるものがあるとしたら、あなたは何を変えたいですか?」

その問いに対し、参加者ひとりひとりが考えを述べて、みんなで話をする。

密な3日をともにしてきた参加者たちだけあって、それぞれの考えがきちんと発表された。

年齢や専門のちがいを超えた場で、
自分の意見を忌憚なく言い合うという環境が創り出されていたというだけで、
けっこうすごいことだと思う。

というか、あまりにも、そういう環境が日本には少な過ぎる、
ということ自体が問題なように思いますが・・・。

そのなかで気になったのが、
サリーが紹介した"Personal is Political."という用語。

もともとは
女性が抱える問題は社会のシステムの問題、という意味で、
フェミニズムの文脈で使われてきた用語ですが、

それを勝手に拡大解釈して聞いて、琴線に触れた。

ブロガー

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