はじめまして。

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みなさまはじめまして。橋詰宗と申します。
新年あけましておめでとうございます。

年始より暫くの間、artscape BLOGにて記事を書かせていただきます。多くの方が私が何をやっているのかご存じないかと思いますが、デザイナーとしてアートディレクション、グラフィックデザイン、ブックデザイン、ウェブデザインと言ったコミュニケーションに関わる活動をしております。

他のブロガーの方がアートに関連する仕事に携われている方の中でなぜデザイナーがブログを?と思われる方も多いかもしれません。いままではその専門領域に集中的に携わる方々が記事を投稿するブロクが多かったように思われます。実践の場においてもデザインや芸術の領域が必要以上に細分化され、その事が多くの可能性を狭めていっていたように思えます。多くの方々が持たれているその価値観が最近、急速に変わろうとしています。

私は現在東京を拠点に活動をしていますが、世界有数の大都市であるこの場所で創造的な活動や仕事に携わる方の並列なコミュニケーションがあまりにも少ないことをこれまでは痛感してきました。しかしゼロ年代という時代に社会に出て、ようやく精力的に活動を行うことができるようになった主に私と同世代の様々な領域の方々が色々な場所で新しい可能性を模索しようと動き始めているのを感じています。

それと呼応するようにアートと芸術、日常と非日常といった分節化されていたものも少なからず身の回りで関係性が変わってきています。私は主に建築やアート、ファッションという領域で活躍される方々や団体とお仕事をさせていただいていますが、これまでとは全くちがった関わり方や仕事のやりかた、アウトプットが生まれてきている事を実感しています。

例えばワークショップのカタログを単にデザインするだけでなく制作プロセスそのものをワークショップの文脈に落とし込んだり、ファッションカタログを制作する際にそれがどれだけエモーショナルなものとして、その人の日常と関わってくるのかを考える。このような形態やスタイルばかりに目をやるのではなく、デザインが社会・日常の中で時間軸や空間性を伴いながらあり続ける事を考慮することはもはや紙やモニターといった一元的な世界でグラフィックが語られる限界を示唆しているように思います。そしてその関係性を見つめる眼差しは他のデザインの領域や芸術においても共有される視点だと考えます。その点において私がデザイナーとしてアートの領域をメインにしながらもより横断的な考えをこの場で書くことができればと思っています。

それでは皆様よろしくお願いします。

ブロガー

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