長島美術館コレクションより20世紀のフランスを代表する画家、ジョルジュ・ルオー版画集「流れる星のサーカス」を約4年ぶりに展示します。

ルオーは、ステンドグラスを思わせる太く力強い輪郭線と、重厚な色彩による作風で、多くの人々を魅了し続けてきました。
サーカスは、ピカソ、シャガールなど多くの芸術家が取り上げた主題ですが、表の華やかな舞台だけでなく、裏にあるサーカスの人々の人間としての悲哀を表現しました。今回の、「流れる星のサーカス」でも人々の様々な表情が描かれています。

また、参考展示として画家マルク・シャガールと鹿児島出身の画家、東郷青児が描いたサーカスをモチーフにした作品も展示いたします。
20世紀最大の宗教画家と呼ばれる、ルオーが描いたサーカスの世界をお楽しみ下さい。