掛袱紗は、年中行事や人生の通過儀礼においてやり取りされる贈答品の上に掛けて用いられた方形の布です。掛袱紗には、贈答の内容を象徴する意匠が織りや染め刺繍などで施され、受け取る側もその意匠にこめられた意味を理解しました。贈り物を美しく装うことは相手を大切に思う気持ちを形にしたものであり、掛袱紗は相互に心を通わせる役割を担いました。
人と人との結びつきを確かなものにしてきた日本の生活習慣である贈答において、気持ちを伝える手立てとして使われてきた「掛袱紗」。この方形の布に表現された祝いの意匠をご紹介します。

【夏季展ミュージアムトーク】
7月18日(土)14時~14時30分
予約不要・参加費無料(入館料要)
担当学芸員が展示室内をご案内しながら、展示の見どころを解説いたします。