Roll(飯田橋)では、写真家の名越啓介の写真展を開催します。
舞台は2000年代初頭のアメリカ西海岸。10代後半でスクワッターと呼ばれる不法占拠者たちの存在を知った彼は、メルローズで出会ったTrollとSuzyという恋人と寝食を共にしながら写真を撮り、様々な人たちと出会います。この旅の経験はすぐさま彼の血肉となり、その後世界中の至るところに存在する路上の友人たちを撮り続けることになります。

「DEAR MY FRIENDS」と題した本展では、彼の原点と言っても過言ではない20年越しの発表となる本作を中心に、スクワッターたちの未発表作品を展示、販売します。誰にも支配されたくないし、またいつ会えるかなんて分からない、けれど固い絆で結ばれている。今日の僕等にもそんな生き方を選択できる自由があって、そしてそれはこれからも決して変わらない。名越啓介の最新展にどうぞご期待ください。

『DEAR MY FRIENDS ––––––––– 今はどこで何をしているのか?あの時の出来事は新しい過去として写真の中でずっと輝き続けている』 ––– 名越啓介(ステイトメントより一部抜粋)

【プロフィール】
名越啓介 | KEISUKE NAGOSHI
1977年奈良県⽣まれ。⼤阪芸術⼤学卒。19才で単⾝渡⽶し、スクワッターと共同⽣活をしながら撮影。その後アジア各国を巡り、2006年に写真集『EXCUSE ME』を発表。世界の辺境の地域やマイノリティーなコミュニティーに⼊り込み、寝⾷を共にしながら撮影をするスタイルを続ける。写真集『SMOKEY MOUNTAIN』『CHICANO』『BLUE FIRE』、はじめて国内を題材にした『Familia 保⾒団地』では『写真の会』賞受賞。2023年公開映画「ファミリア」(成島出監督・役所広司主演)の原作の⼀部となった。2019年8⽉『バガボンドインド・クンブメーラ聖者の疾⾛』、主に⾃⾝の祖先の⼟地を撮影した『よあけ』(2023年)、最新写真集はサハラ砂漠のトゥアレグ族と旅をした『DUNE』(2025年)を発売。