京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAとKYOTO EXPERIMENTの共同企画として、遠藤 薫とミトゥ・センによる二人展を開催します。

二人が扱うのは、表面に現れているものと、その奥にあるものとのあいだです。そこへの近づき方は、それぞれに異なります。遠藤は素材の記憶や夢の重なりに、センは見せることと隠すことのあいだに目を向けます。

何が見え、何が見えないままに残るのか。訪れる方それぞれに委ねられています。

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・遠藤 薫「二十二世紀の睡眠法」
遠藤薫は工芸的手法を手がかりに人々の営みに光を当てる実践を行ってきた作家である。今回はシルクロードを介した異文化混交、赤と青という色彩の不可分性、現代社会、戦争などの複層的なモチーフや記憶の断片を重ね、物事の表層とその裏にひそむものの関係を探求する。石川県珠洲市の震災によって生じた建築廃材を用いた大型の船のような構造物と着物の帯やペルシャ絨毯などを用いたインスタレーションを発表する。

・ミトゥ・セン「Unwritten Intimacy—暗黙の親密さ」
インドを拠点に活動するミトゥ・センは「ラディカル・ホスピタリティ」をテーマに掲げ、詩的かつ反逆的なアプローチで、言語や権威、社会的規範を問い直してきた。日本の「間」の概念を創作の手法に取り入れた本作では、センがこれまで実践してきた不可読性〈読み取ることの難しさ〉や脆弱性への探求を深化させていく。概念的な装置として用いるのは、マンガや春画に着想を得たドローイング。可動式の鑑賞キャビネットと中に隠されたドローイング、没入型のサウンド、観客参加によって立ち上がる作品は、検閲や想像力、権力システムによって、親密さや欲望がどのように媒介されるかを映し出す。

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