〔展覧会概要〕
声を発すること、紙を折ること、触れること。身体に結びついたこれらの出来事は、録音、反復、写し取りという別の過程を通過することで、もとの身体や場面とのあいだに距離を生じさせる。声は聞かれないまま字幕として現れ、折られる紙には時間が厚みとして積もる。日々触れていた一点は、紙の束へ移される。

その変換の意味を説明するのではなく、出来事が別のかたちへほどけていく途中を、この場に置いている。

〔プロフィール〕
髙松 光 / TAKAMATSU Hikaru
1996年奈良県生まれ。神奈川県を拠点に活動。
2026年東京綜合写真専門学校卒業。
現在、同校にて助手として勤務。

映像、音声、紙を用いて、身体に結びついた出来事が別の形式へ移るときに生じる距離を扱っている。