ギャラリー・スペースだけでなくショップのなかにも作品を点在。磯崎有輔、棚田康司、森淳一の3人展だ。磯崎の作品は、これまで観たことのあるものより細かな作業が加えられたせいか、有機的なフォルムの面白さが、工芸的な巧みな仕事ぶりに圧され気味である。3人のバランスを気にしすぎたせいか、作品の存在感が希薄なり、空間の中に妙に溶け込みすぎてしまっていて残念だった気がする。
[6月2日(土) 原久子]
磯崎有輔、棚田康司、森淳一の3人展。東京芸大彫刻科出身という以外あまり共通項のなさそうな3人だが、今回おっと思ったのは、ギャラリーの外のアートショップにまで作品を展示してたこと。そういえば、この春の母袋俊也展ではギャラリーから見える風景を主題にしていたし、もっとこの場所の特性を生かした作品が出てくればおもしろくなるかも。
[6月18日(月) 村田真]