村田 真
原 久子
..
page:1
page:2
page:3
page:4
page:5
page:6
page:7
page:8
アトゥール・ドディヤ展
BODYWRAPPInc.
アネッテ・メイヤー展
加藤好弘
「立体夢タントラ装置
(襖絵マンダラ)」展
川島清展
O JUN展
Artist in Residence in SUMISO
櫻井美智子展
篠原有司男展
page:9
アトゥール・ドディヤ展
6/30〜8/4
国際交流基金フォーラム
[東京]
久しぶりにじっくり楽しめた展覧会。まずなんといってもペインティングが多かったこと。それもすがすがしいほど西洋コンプレックス丸出しなこと。ジョット、ファン・デル・ウェイデンからキーファー、リヒターまで臆面もなく引用し、しかもインドの神々や悲惨な現代史と対比させている。シャッター・ペインティングもいい。シャッターを上げるとまた別の絵が出てきて2倍楽しめるもん。これぞアジア美術のお手本、日本の絵描きも見習うべきだ。
[7月3日(火) 村田真]
BODYWRAPPInc. アネッテ・メイヤー展
6/28〜7/15
スパイラル
[東京]
お菓子のパッケージで仕立てたスーツ。カラフルでおいしそう。藤浩志のビニール・プラスチック・コレクションを思い出した。
[7月3日(火) 村田真]
加藤好弘「立体夢タントラ装置(襖絵マンダラ)」展
6/26〜7/14
ミヅマアートギャラリー
[東京]
幻の60年代ハプニング集団「ゼロ次元」のメンバーだった加藤が、どぎついエロ画を襖に描いてギャラリーを仕切ってる。このどうしようもない俗悪なセンスは、どこか森村泰昌に通じるところがある。それを嫌悪する自分のなかに同じセンスが息づいているのを自覚させられ(それは欧米で日本人に会ったら目をそむけるのと同じセンスだ)、ますます自己嫌悪に陥るのだった。
[7月3日(火) 村田真]
川島清展
6/26〜7/21
セゾンアートプログラム・ギャラリー
[東京]
ギャラリーに鉛の板やなんかをボソッと。実にぶっきらぼうなインスタレーション。照明もついてない。単なる故障ではないと思うけど。
[7月3日(火) 村田真]
O JUN展
6/29〜7/20
ギャラリーαM
[東京]
紙に鉛筆とかクレヨンでコソコソ、ピーッと描いたはかない絵画。額だけは力強い鉄製で、いかにも頑丈そうだ。「私は絵を描いていて、ここ一番息を殺してキワを描こうという時には、これまで私のことを嘲笑ったり、不愉快な者たちのことを思い出し、老若男女の別なく一人残らず素手で殴り殺すことにしている」で始まるカタログの文章もなかなかのもの。
[7月4日(水) 村田真]
Artist in Residence in SUMISO
6/30〜7/7
SUMISO
[大阪]
1カ月の公開制作を終え、展覧会がはじまっていた。版画に立体、インスタレーション。17人のアーティストたちはほとんどが初対面だったようなので、アトリエをシェアし、制作してゆくにはまず人間関係から築く必要があったろうし、オープニングのときにはどんな展覧会になるのか予想もつかなかった。見て安心。前向きに制作に努めていたことが伝わってきた。アーティストたちはそれぞれに成果をあげていたのだと信じたい。
[7月5日(木) 原久子]
櫻井美智子展
6/25〜7/27
ベイスギャラリー
[東京]
色彩ははっきりしてるんだけど、形態は茫洋としてつかみどころがない。つかみたいんですけど。
[7月6日(金) 村田真]
篠原有司男展
7/2〜21
ギャラリー山口
[東京]
ギューちゃん、相変わらず元気そうでうれしい。今回はモーターサイクル彫刻のほか、絵の一部を切り取ったという設定だろうか、額縁らしきものがついたタブローもあって絵画意識の高まりを感じさせる。
[7月6日(金) 村田真]