古九谷展
大胆な図柄と華麗な色使いで世界的に高い評価を得ている「古九谷」。東京にある出光美術館は、金沢の石川県立美術館に並ぶ全国有数の「古九谷」コレクションを誇っています。
今回出光美術館より「古九谷」31点、「吉田屋」17点、参考として中国陶磁2点の50点を借り受け展示します。
「古九谷」は17世紀の半ばに生まれ、わずか数十年で焼かれなくなった色絵磁器ですが、これら「古九谷」の存在があったればこそ、それが原動力となって、いまから約180年前の1824年(文政7)、大聖寺(現在の石川県加賀市)の豪商、4代吉田屋伝右衛門によって、九谷村の九谷古窯跡が再興され、名陶「吉田屋」が誕生したことは、文化の連続性をよく示しているところであります。
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