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サンクトペテルブルク 国立ロシア美術館展 ロシア絵画の真髄
国立ロシア美術館は、1898年、ニコライ2世のとき、サンクトペテルブルクのミハイロフスキー宮殿にロシア初の国立美術館として誕生しました。現在は約40万点のロシア美術のコレクションを誇り、10世紀から現代までのロシア美術史を網羅した世界最大のロシア美術の美術館です。
本展では、同館の厳選されたコレクションから約80点の絵画、彫刻、工芸により、18世紀後半から20世紀初めまでのロシア美術を日本で初めて紹介します。ロシア美術は、当時ヨーロッパに流行したロココから、ロマン主義といった美術潮流を後追いしながらも、独自の発展を続けてきました。ロシアに独特の雄大な自然をテーマにする一方、神話や英雄の理想主義絵画ばかりではなく庶民を描いたリアリズム絵画も発展していきました。
19世紀後半、ロシアは変革の時代を迎えます。クラムスコイ、レーピン、スリコフらは民衆や農民の現実の生活、ロシアの歴史、人間の精神性、壮大なロシアの自然をありのままに描きました。厳格な美術アカデミーの保守性に反抗して彼らは「移動派」を結成し、各地で展覧会を開いたのです。彼らの目的は多くの人々に作品を鑑賞する機会を与えることでした。これにより貴族ら上流階級のものだった美術がはじめて一般大衆のものとなったのです。
ロシアが誇る、「金の時代」といわれる18世紀後半から20世紀はじめまでのロシア美術を日本で初めて、本格的かつ体系的に紹介する本展にご期待ください。
会期
2007年4月28日(土)〜7月8日(日)
会場
東京都美術館
東京都台東区上野公園8-36 Tel.03-3823-6921
休館日
毎週月曜日(ただし、4月30日は開室)
開館時間
9:00〜17:00
※入館は30前まで
鑑賞料
当日
前売り
団体
一般
1,400円
1,200円
1,100円
大学生
1,200円
1,000円
900円
高校生
650円
550円
500
円
65歳以上
700円
600円
550円
※中学生以下無料
※団体は20名以上
問い合わせ
03-3275-8904(産経新聞社事業局)
主催
東京都美術館、産経新聞社
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