2019年10月15日号
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ユーゲントシュティール

Jugendstil(独)

アール・ヌーヴォーのドイツでの呼称。1896年にミュンヘンで創刊された雑誌『ユーゲント(青春)』に因む命名。ドイツでは、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の影響下に工房や連合が設立され、そこを中核として、新しい時代に相応しい普遍的な造形が探求された。フランスのアール・ヌーヴォーと比べると、ドイツでは装飾性よりも合目的性や構造が重視される傾向にあった。ユーゲントシュティールには、数か所の中心地がある。ミュンヘンでは98年に、H・オブリスト、R・リーマーシュミット、P・ベーレンスらが、手工業芸術連合工房を設立、ドレスデンではユーゲントシュティールの理論的指導者ヴァン・ド・ヴェルドの展覧会も開かれる。もうひとつの中心地、ダルムシュタットでは、99年に大公の援助で「芸術家村」が開設、ウィーン分離派の建築家J・M・オルブリヒやベーレンスが招かれた。ヴァイマールでは、ヴァン・ド・ヴェルドが芸術顧問として招待され、1906-14年にかけて工芸学校の校長を務めた。

著者: 竹内有子

参考文献

  • 『ドイツにおける〈日本=像〉―ユーゲント・シュティールからバウハウスまで』, クラウディア デランク(水藤龍彦、池田祐子訳), 思文閣出版, 2004
  • 『ユーゲント・シュティール絵画史―ヨーロッパのアール・ヌーヴォー』, ハンス・H・ホーフシュテッター(種村季弘、池田香代子訳), 河出書房新社, 1990

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